キッザニア東京に行った話(3)
大学の時の友人が同窓会で上京してくるので、その翌日、お子さんと一緒にキッザニア東京に行きました。友人のお子さんとうちの子は3カ月違いの同学年。こんな偶然を利用しない手はないと、かねてより思っておりました。それが叶って、親としてはとてもうれしい1日になりました。
入場料を少しでもお安く
KDDI(au)で購入する手もあるのですが対象外の日だったので使えず、ひとしきり検索した結果、じゃらんで購入すると5500+2500=8000円のところ7100円になるクーポンが配布されていたため、購入。クーポンはもとより、そもそも購入できないタイミングもあるようなので(執筆時点ではクーポン無、子どもの券のみ購入可)、いつも使える手段ではないようです。
8時半入場開始
自宅から豊洲はアクセスが悪いので、大した距離ではないものの1時間弱かかります。でも、がんばって8時に現地到着を目指しました。
が、ららぽーとは当然開店前なので、駅からキッザニアまでナビが示すルートではたどり着けません。看板通りにぐるぐる回って到着したときには、8時15分でした。ルートの途中で番号札を受け取り、チェックインしてから、列に並びます。
列の壁沿いに番号の目安が書かれているので、その付近で待っていると、スタッフが整理に来ました。きちんと番号順に並ばせるのは偉いと思いますが、この整理の後入場までの間に横入り可能なシステムです。例えばお友達が若い番号を持っていて、後から後ろの番号のお友達が合流することが事実上可能(入場時に番号チェックをしないので)。200番を越えていてそこまで目くじら立てる必要もない番号だったので黙殺しましたけれど、若いころの私だったら絶対に許さなかったな。と苦笑しました。
第1部は9時に始まるので、8時半に入場開始です。ただし最初のお仕事の予約開始は9時なので、各お仕事の受付には列ができます。
最初のお仕事は絶対やりたいお仕事を
友人に確認したところ特に希望が無かったため、うちの子の希望するピザ屋さんのお仕事に直行しました。あとでよく話を聞くと、実はメガネ屋さんや消防士に興味があったとのこと。そういう人気職業をやりたいのなら最初に希望して欲しかった...(ピザ屋が終わる頃には予約不可になっていました。)
ピザ屋さん、人気なのですけれど、日によっては2巡目でも予約可能な場合がありますので、興味はあるけれど絶対やりたいわけではない、という程度の優先度でしたら最初のお仕事にする必要はないかと思います。
プレミアム会員になると、この「絶対やりたいお仕事」を必ずできる権利が発生するそうです。ただし1つだけ、ですが。
キャビンアテンダント
ピザ屋さんの集合時間までの間にできるお仕事を探すことになり、最初に目についたCAのお仕事をすることに。この段階で選ぶお仕事も、あらかじめ決めておくと良いのですけれど、その日の1巡目で何が人気集中するかは当日でないとわからないので、何とも作戦の立て方が難しいです。
ANAのCAさんのエプロン(水色)を着用するので、喧嘩しない色の服を着ていくと良いと思います。高確率で写真撮影されますので。うちの子は濃い緑色の長袖だったので、「服とエプロンが合わなすぎる」という理由で写真は購入しませんでしたが、ANAで撮ってくれる写真はダウンロードできました。
この、購入必須の写真以外というのが曲者でして…今回はピザ屋とCAで撮ってくれたのですが、着替えの時間がかかったりすると非常にバタバタと写真撮影をすることになり、「急に写真撮るっていうから表情つくれなかった」とひどい写真(ごめんなさい)がダウンロードされました。もったいない。
CAさんは食べ物と飲み物(のおもちゃ)を提供してくれます。一人だけアナウンス担当があります。「当機はキッザニア甲子園空港に参ります...」といった原稿通りに読んでくれます。参加者の中で一番小さなお子さんがアナウンス担当のようです。
お客さんは我々保護者です。お子様たちには一切知らされないとのことで、保護者が機内に入ってきて明らかに動揺していました(笑)。お仕事中のビデオも写真も撮り放題、という珍しいお仕事なので、親目線ではうれしいお仕事だったりも、します。がんばって英語で「Would you like beef or fish?」「Would you like coffee or tea?」を聞いてくれますので、親もがんばって英語でお返事します。この返答例がシートポケットに刺してあったことに、終わった後で気づきました。
ハンバーガー屋さん
モスバーガー(リアルなお金で購入するお店)の隣で、照り焼きバーガーを作るお仕事。レーンが2つあるので、自分の子がどちらのレーンで作業するか見極めて待つ必要があります(間違えました)。
まず着替えと写真撮影、手洗いをしっかりしてから、作業にかかります。最初に小さくちぎったレタスが配られて試食していました。芯はおいしくないから除きましょう、と言っているのかと思ったら、冷水でシャキッとさせたレタスと常温のレタスの比較をしていたそうです。あんなに小さくちぎったらわからないだろうと思いました(そして実際わけがわからなかったそうです)。
レタスが配られるので、ちぎる→焼きたてバンズが配られるので、レタスを載せる→焼きたてパティが配られるので、照り焼きソースに投入→パティを載せてマヨネーズをかける→ラップが配られるので、バーガーを入れる→テープでとめる。という流れなので、小さなお子さんでも十分作業できる内容です。うちの子10歳は「簡単すぎてつまらん」との感想でした。
食事スペース
お仕事で作った食べ物以外にも、リアルなお金で買えるものを食べる場所。ピザーラやモスバーガーなどの前にももちろん席はあるのですが、休憩場所の少ないキッザニアとあって、皆さん長居しがち。そんな席難民のために30分入れ替え制が導入されていました。コロナ禍で撤退したブースを使っているので、恒常的なものではなさそうですが、場所はマップの5番と12番のイベントスペースでした。入り口にスタッフがいて、30分後の時間を記入したカードとともに席を案内してくれるシステムで、これならちゃんと座って食事をとることができます。街時計の下(中央広場)も食事時間はこのシステムでした。ただ、このスタッフは空席のテーブルを拭く作業もしなければならないため、一瞬の隙をついてカード無で(悪意はないものの)勝手に座るゲストも現れる始末。なかなか難しいものがあるなぁ。と、見ていて思いました。
ペットボトルが買いたい
途中で「喉が渇いたからジュースが欲しい」と子どもが訴えてきたため、そうだ保護者の休憩所に自販機があったはずだ、と思い出し2階の保護者ラウンジへ。自販機は記憶違いで有人のレジで、数種類のペットボトルを販売していました。このラウンジ内でくつろぐのであればドリンクバーという手段もあるのですが、子どもはお仕事で忙しいのでペットボトルを購入できるシステムはありがたかったです。
街時計
毎正時(00分)はポンポンを持って、30分には楽器を持って、30秒ほどダンスをした後に鐘を鳴らして「It's 9 o'clock.」「It's 9:30」などと時間を告げるお仕事。行った日は大人気で毎回8人の枠が速攻で埋まっていましたが、前回はガラガラでスタッフさんのみの回もありました。難しいですね、本当に。
うちの子は街時計のお仕事が大好きで必ずやりたい仕事の一つ。今回は楽器を持って写真を撮ってもらった物をお買い上げしたのですが、トランペットの持ち方を教えるのを忘れてしまい、右手はラッパ部分、左手がピストン部分を持っての撮影でした。あぁ、ちゃんと教えておけばよかった。
銀行に入金
キッザニア甲子園と福岡はキャッシュレスとのことですが、東京はお給料を紙幣でいただきます(2023年5月現在)。なので最後に入金する必要があります。
最後のお仕事の後に銀行に行くのですが、これがまた当然大行列で。小さなお子さんの場合は、あきらめて紙幣のまま持ち帰ったほうが良いという判断も必要になります(あの行列を子どもだけで待たせるのは、なかなか難しい)。が、半年複利で5%の金利がつくので、できたら入金したいところではあります。
キッザニア福岡で預けた福岡銀行のキャッシュカードで、キッザニア東京の三井住友銀行が使えるのは、すごいなぁ!と、私はかなり感動しました。
写真販売
入口というか出口付近に掲出される写真を購入するわけですが、料金表にはある2Lサイズが全くなく大判のみ、というのはどういうわけかなぁ。とひとしきり愚痴ってみました。+700円でデータやキーホルダーやカレンダーが付いてきます。今回は最後のお仕事(=時計台)の写真を購入したため、退園間際の大混雑の中で会計となったため、いろいろ面倒になり、その大判写真のみ購入しました。
食材を扱うお仕事は、ヘアーキャップに前髪も入れてしまうため、前髪命のうちの子には時計台の写真しか気に入らなかったようですが、どれも上手に撮ってもらえていました。さすがプロ。
お土産
出口直結のお土産屋さんでキーホルダーや薬袋を眺めていたのですが、ららぽーとでお買い物しよう、と誘ったところここでは何も買いませんでした。子ども、大きくなりました。
あと何回キッザニア行けるかなぁ、と思うと、ターゲット年齢層の狭さを痛感しました。
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