超えられない壁じゃない! DB 奥田凌大
悲願の勝利へ、あと一歩及ばなかった「JAPAN U.S. DREAM BOWL 2023」。コーナバックとしてフィールドに立ち、2 タックルを決め、パスディフェンスもマークした奥田凌大に試合後に話を聞きました。
「率直に悔しいですね。IYV リーグ選抜チームの選手とは、やってはやられてのせめぎ合い。特に#10 ライアン・クレーガン選手とは目が合うくらい意識し合っていました」と、紙一重のプレーが続いたそう。 試合が終わると互いの力を認め合い「握手した」という奥田。それでも負けたことは「悔しいのひと言」と、結果には満足していません。
勝負の分かれ目となったのは、第 4Q 残り 7 分からディフェンスでした。「ランで来るのは分かっていたけど、1対 1 で止めることができずに、ダラダラとプレーを出されてしまった」とフィジカル&テクニックの差を痛感。想像はしていたものの、「そのレベルを意識して、そこにこだわった練習が足りなかった」。だからこそ、もっとできたんじゃないかという思いも強く、力が拮抗していたことが想像できます。
この試合が全日本選抜での初試合でしたが、「顔見知りのメンバーが多く、緊張はしなかった。1 プレーに集中し、早く自分のプレーがこないかと思っていた」そう。IVY リーグ選抜チームの印象も「X リーグの外国人選手と対峙しているような感覚」と、力の差を認めつつも、超えられない壁ではないという手応えもつかんでいる様子でした。
今季は怪我からはじまり、復帰して日本一。そして IVY リーグ選抜チームとの対戦と多くの経験を得ました。今後の活躍に期待です。