カイラギ

カイラギ
エイの中でも希少性の高いイバラエイの皮をカイラギと言います。

日本ではサイズや状態にもよりますが1匹10万〜50万くらいです。

高過ぎる！！

調べてみるとエイ革はインドネシアの特産品、
ではインドネシアなら安いのでは？

私はインドネシアで安いカイラギを探しました。

巨大カイラギ

と言うわけで超格安で入手したのがコレ、
未着色未研磨です。
日本では着色&研磨したものしか売ってませんが、このサイズ買おうと思ったら30万円はすると思います。

さて、どうやって着色したものか・・・
着色してからトゲを削るんだよな？

と色々考えたものの、考えすぎて途中の写真は撮り忘れました。
棘の中にまで色が染み込むなど、何度か失敗した後に方法を確立できました。
さあ作ろっと。

縫うための穴を開けるのも一苦労

電動マイクロドリルで5mm間隔に穴をあけて

黒い糸で縫いました

同じ革なのに削りの深さで印象が変わる

リベットでベルトを固定しました。

背景の汚さはご愛嬌、修正がめんどくさくなりました。
ポイントは肩紐
コレもカイラギにしました。
しかし本体とは研磨の深さが違います。
かなりギリギリまで削りました。

さて、このバッグ、
出来栄えがプロレベルであれば日本で50万円以上で売られててもおかしくないと思います。
ベルト含めて総カイラギですからね。
残念ながら素人作品なので、そんな価値はありませんが、かなりレアモノが出来ました。
写真じゃわかりづらいですが棘を削って白くなった場所は何度も磨きポリッシュ仕上げでツヤツヤで綺麗なんですよ。

余った革でスマホケースを作りましたとさ。