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【総選挙2021考察】なぜ野党は負け続けるのか?

1、議席数を伸ばせなかった立憲民主党
 

10月31日は総選挙の投開票日でしたが、結果はご存知の通り、自民党が絶対安定多数となる261議席を確保。そして、共産党との野党共闘で臨んだ野党第一党の立憲民主党が96議席と公示前と比べて議席を減らしました。一方で日本維新の会が41議席と公示前の4倍近くまで増やすことになった。

 日本維新の会の躍進の理由はなんだろうか?その一つは、今回の総選挙で政権与党の自民党も含めて各党が分配議論を展開したが、日本維新の会はその議論に乗らなかったことが評価されたからではないだろうか。

 少なくとも分配を必要としない所得を得ている人たちにとっては規制緩和や行革を掲げる日本維新の会は違和感がなかったはずだ。

 さて、野党第一党の立憲民主党だが、野党共闘で自民党との一対一に持ち込み、議席数を伸ばす算段であったが、接戦の選挙区の多くが競り負けた。

 共産党との関係がマイナスに働き、結果として票を失ったという話が聞こえてくるが、確かにそういう側面はあるかもしれないが、それだけではないと私は考えている。

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