二乗の聞き力
こんにちは。鍛冶師の藤田純平です。
僕にはたくさんの師匠がいます。
みなさん60なんてとうの昔に迎えられた方ばかりなのですが、お話をしていると年齢なんて感じさせないエネルギーを燦々と放っています。
今日はそんな師匠から学ぶ時に僕が意識していることを共有したいと思います。
人の話から得られる学びを何倍にも引きあげてくれる「聞き力UP」の技です。
「話のポイントを探る」
まずはじめに全員の師匠に共通する点を上げておきます。
それは「みんな話出したら止まらない」という点です。
職人さんというイメージからは意外な感じがしますが事実そうなのです。
中にはタイムリミットを設けないと永遠に帰してくれない師匠もいます。(笑)
そんな師匠ですからいろんな話をしてくれるのかというと案外そうでもなく。
「これ前にも聞いた話だぞ?」と思うことが頻繁にあります。
そんな時こそ最大のチャンスなのです!!
なぜならこの「前にも聞いたことがある」というのが師匠の伝えたいポイントだったりするからです。
「二乗の聞き力」
話のポイントを抑えて聞く事で理解力が増すのは言うまでもありませんが、そこに少しだけテクニックを加える事で何倍もの効果が得られる事はあまり知られていないかもしれません。
今回ご紹介するのはそんなちょっとした事で聞き力を上げられる簡単で強烈な技です。
話のポイントを抑える時に気をつける事は「繰り返し」に注目すればいい事は先程お話しましたね。
ではそこに何をプラスすればよいのでしょうか?
それは、「二乗の考え方」です✨
これによりどのくらい大切なポイントなのかが感覚的にわかる力が磨けます!
つまりこういうことです。
2度繰り返した言葉は2倍!
3度繰り返した言葉は4倍!!
4度繰り返した言葉は8倍!!!!
繰り返す数が増えれば思っている何倍も重要なポイントだと言うことです。
この考え方をプラスするだけで人の話を聞く時に繰り返しの重要性を意識できるので、自然とポイントを掴むことが上手くなり、また最重要ポイントにも気づく事ができます。
そしてこれを実践してみればわかることですが、何気なくこぼれた言葉にこそポイントが詰まっている事がとても多いのです。
口癖のようにもれる言葉や、話の後に付け足すような感じでこぼれる一言など。
これは決して60を過ぎている人だけの特徴ではないはずです。(笑)
あなたの身の回りの人の伝えたいポイントはどんなものがあるでしょうか?
「二乗の考え方」をプラスして聞き力UPを目指してみてください!
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教えを乞うよりかは、ふと溢れた言葉を拾っていくという感覚が大切です。
どんな話にも学べるポイントがあります。
誰に対しても聞く姿勢は大切にしていきたいものです。