【エッセイ】じいじ、あれにのりたいの

ボクはのりものだいすき。
いえには、じどうしゃもでんしゃもひこうきもたくさんあるよ。でも、いちばんすきなのは･･･ぜーんぶ！

飛行場で、食い入るように乗り物を見つめる孫。
孫は乗り物が大好きです。家にはいろいろなミニチュアがあり、毎日並べて遊んでいます。
ジェット機、新幹線、スポーツカーなどなど。それに、飛行機を牽引するトーイングカーやミキサー車やブルドーザーなど、「はたらくクルマ」もあります。

孫の視線の先にあるのは、どんな未来なのか？

「じいじ、ボク、ひこうきにのる」
なんて言えるほど、まだ何もわかっていません。それに、私の孫なので、そこじゃないような気もします。むしろ、
「トーイングカーでひこうきひっぱる」とか、
「ショベルカーでジャーする」に近いかもしれません。
それはそれで嬉しいし、むしろ大歓迎です。

パイロットとかレーサーってかっこいいね。でも、はたらくクルマにのるひとだって、じいじはすごくかっこいいとおもうよ。

孫の雄姿を夢見て――
勝手な妄想を広げる、還暦の今日この頃です。