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オビノーは甲子園でいい試合したなあ

この記事へのアクセスが、ここのところ伸びているのは、やはりオビノーのおかげでしょうか。

この漫画は、エゾノーが舞台ですが、そのモデルと言われるのが、オビノーこと、帯広農業高校です。

オビノーとは

8月16日 甲子園交流試合に出場することになりました。
12:40試合開始 対戦校 高崎健康福祉大学高崎高校
ご声援よろしくお願いいたします

お洒落じゃないホームページが新鮮です。

北海道帯広農業高等学校は「帯農(おびのう)」と呼ばれ、地域の農業と関連産業発展のために多くの人材を生み出してきた学校です。まもなく100年となる歴史と伝統があります。

そんな学校が、今年の春の選抜に21世紀枠で選ばれたのに、ご存知の通り大会が中止になってしまいました。

私も残念で、こんな記事を書きました。

それが、甲子園で試合ができることになったんですから、さぞかし喜んだことでしょう。

交流試合で見せた下克上

甲子園交流試合の是非は、事前に色々言われていましたが、結果としては、多くの人に喜びを与え、見る側にも楽しみと感動をもたらしたので、今のところ感染者もいないし、よかったんじゃないでしょうか。

日本中の野球エリートが他地域の高校に進んでまで出たいと思う甲子園。

そんな中に、地元十勝の中学から進学した農業エリートであっても野球エリートではない彼らが、農作業で鍛えた足腰で打ちまくる野球で勝ち上がってきました。

チームが掲げるスローガンは「すず野球」、NHK朝ドラ「なつぞら(広瀬すず出演)」のモデル校となった帯広農業。野球部員の多くが農業後継者を目指す。

NHK朝ドラのヒロイン広瀬すずさんの「すず」を取ってますが、「スピードで頭脳派」らしいです。

高校がNHKの朝ドラ「なつぞら」のモデルになったことから、選手たちは主演の広瀬すずにちなんだスローガンを掲げた。その名も「すず野球」。「す」はスピード、スマイル、「ず」は頭脳的、ずばぬける。その「すず野球」を甲子園で体現した。

相手の健大高崎は秋の神宮大会準優勝という野球エリートの集まりですから、試合前は勝負にならないんじゃないかと思われていました。

「自分たちは神宮大会準優勝で追われる立場になって、向こうは死に物狂いで来ると思っていました。自分たちで言うところの下克上で来たところで気持ちで勝れなかったです」

健大高崎も決して奢っていたとは思いません。でも、まさに失うもののないオビノーの前に破れることになりました。高校野球は面白いですよね。

帯広はもう秋の装いかな

そして彼らは、農家に帰っていきます。

卒業後は農業や畜産業に就く部員も多い。3年生全員が高校で野球をやめる。センバツ中止が決まり、チームは一度バラバラになった。「もう野球は終わりでいい」。そんな声が大半だった。しかし、水上ら2人が「夏まで最後まで野球をやりたい」と仲間たちを説得。そんな時に、今回の甲子園交流試合出場が決まった。集大成の場ができたことでナインは再び結束した。
帯農生の日常は「銀の匙」の世界そのもの。寮では、早起きの生徒は午前5時半に起床。消灯は午後10時15分。学校では授業の他にも朝、夕の時間外実習で家畜舎の掃除やえさやり、子豚の授乳や鶏卵回収、牛の搾乳、農作業と駆け回る。

ホントかウソか、こんな言い伝えもあるそうです。

100年の歴史を誇る同校には“伝説”がある。「エゾリスをいじめたら無期停学、殺したら退学、という言い伝えがあります。処分者はまだいないですが」とは後藤卓教頭(49)。

エゾリスをいじめてはあかんね。

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そんな彼らは、地元帯広を中心に音更や様似や幕別や芽室などの出身。

私は北海道出身なので、難なく読めますが、皆さん読めますか?

音更=オトフケ、様似=サマニ、幕別=マクベツ、芽室=メムロです。

いずれも十勝管内の地名ですね。

彼らが作った牛乳とかチーズとか、肉牛とかにお世話になる日も近いことでしょう。そして、10年ほどして十勝を旅する人が、飲み屋で甲子園の思い出を語るガタイのいいニイちゃんに出会ったとしたらば、彼らかもしれません。

早くそういう旅がしたいですね。

帯広は一度しか行ったことがないので、いつかウィズコロナで行ってみたいと思います。

今年は30度越えが続く全国ですが、十勝あたりはお盆が終われば、もう秋の装いでしょうね。トウキビが美味いだろうなあ。


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fujita244
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