特定口座年間報告書のe-taxへの読み込み
【1432字/図8/動画1】
春というと確定申告の季節ですよね。
わたしはもう確定申告を済ませました。
税務署からは「あんたはしなくていいよ!」
という収入しかないのですが・・・、
納付額ゼロでも毎年しつこくやっています。
今回は確定申告をする際に必要な「特定口座年間取引報告書」の取得の方法と「e-Taxへの取込みの方法」を確認したいと思います。
「特定口座年間取引報告書」というのは、証券会社が、各個人の特定口座内における1年間すべての取引の損益を計算した書類のことです。
株式投資で利用している口座が「特定口座(源泉徴収あり)」であれば、原則、確定申告は不要となりますが、確定申告をした方がお得になる場合がありますよね。
従来ですと印刷された報告書をみて内容を転記したりするのが大変。またはe-taxで入力する場合でも、何をどこに入れたらいいのか、わからず、かなり苦労します。
多くの証券会社は、e-tax読込用のための「XMLファイル」というデータを準備してあります。
XMLファイルをe-Taxに読み込ませることで、その報告書の内容を自動で入力することができます。作業の手間が省けて、間違いもなくなりますのでとても便利です👍。
今回は、松井証券と楽天証券の2つの証券会社で、それらのファイルの取得の方法とe-taxへの取込み方法をみてみましょう。
まずは・・
【松井証券】
【口座管理】⇒【電子書面閲覧】⇒【電子書面検索】画面から入ります。
すると検索結果が表示されます。
つづいて・・
【楽天証券】
ホーム画面をちょっと下がった左側の方にあります。
検索画面から「書面の種類」から特定口座年間報告書を選び
下の「表示する」ボタンをクリックします。
いよいよ 確定申告作成コーナー・・・
最初の画面から・・ずっとすすんで・・
「収入金額・所得金額」の入力画面の中の「株式等の譲渡所得等」
以上の作業を終わると、報告書のデータを入力することができます。
とっても楽で便利です。是非トライしてみて下さい。
今回は確定申告の入力に、XMLファイルを使うととても便利だよという話をしましたが、実はもっと便利な方法があります。
それはだんだん良くなってきているマイナポータルとの連携です。
このマイナポータルの連携、それだけでは証券会社のデータは取れません。
e-私書箱というのがあり、これに登録。証券会社の口座とe-私書箱も連携しないといけないのです。
これが面倒というか、わかりづらいのですが、今後、改善され段々使いやすくなると思います。
そうなると、もう何もしなくてもe-taxの確定申告書への所得の項目には自動で入るようになります。
今できるようになっているのはSBI証券だけで、楽天は来月から、松井は未定です。
その間はXMLファイルを使いましょう。
それでも十分、画期的です。トライしてみて下さい。
以上をまとめたのが下記の動画になっています。