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【韓国Qoo10倒産!?】大手メディア大騒ぎ!ティモンとウィメプ、親会社Qoo10グループ問題まとめ※日本のQoo10は関係ありません

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韓国では連日TV・ネット・YouTube・SNSなどでQoo10倒産するのでは、という報道が連日なされ、この話題で持ち切りです。

韓国国内の覇権を獲るべく、国内外ECモールの買収を次々に進めた結果、買い上げ資金の放出および買収先の赤字経営が重なり、首が回らくなったと見られています。

(左からTMON・ウィメプ・Qoo10)

今回はこの問題の概要と経緯、今後の予測について、韓国貿易のプロとして、まとめたいと思います。

また本題の前に、本記事のエビデンスについてお伝えさせてください。

わたしく個人の根拠なき予測・主観・希望的観測ではなく、事実と韓国大手メディアの報道内容およびユーザーの声収集、韓国のEC・流通業界の関係者へのヒアリングなど生の声に基づいたまとめである、ということ申し上げておきます。

ただのメディア情報まとめ記事ではなく、韓国の流通・物流業界関係者、Qoo10クヨンべ会長の部下だった人間と声も盛り込んでいますので、なかなか貴重かつ面白い内容(不謹慎で恐縮な表現ですが)かと思います。

それでは参りましょう。

▼YouTubeでの解説▼※ネット上の消費者の声はこちらをご覧ください。

問題の背景

まず前提として、本問題は、Qoo10グループに関して起こったものですが、Qoo10・ティモン・ウィメプに関してであり、インターパークなどは含まれていません。

発端

韓国のEC企業であるティモンとウィメプの親会社キューテンは、無理な事業拡大と資金繰りの悪化により、販売者への売上金の精算を遅延させていましたが、この影響が消費者にまで広がり、Qoo10の財務危機が懸念されています。


旅行会社の対応

一部の旅行会社は、ティモンを通じて購入した商品をキャンセルするよう通知。
夏休み前に消費者からの問い合わせが殺到し、旅行会社側はティモンからの売上入金遅延が原因と説明している。

27日現在、Qoo10グループおよびク・ヨンべ代表は会見はもちろん、今後や現状に関する、公式発表は行っていません。

リュ・ファヒョン・ウィメプ代表取締役が25日、ソウル江南区ウィメフ本社で記者らの質問に答えています。

記者会見で「AKモールとインターパークコマースはウィメプとは全く別の法人で、精算問題が発生していないと分かる」とし「両社は精算、返金遅延などの問題が発生する可能性が低いだろう」と明らかにしました。

リュ・ファヒョン・ウィメプ代表取締役(出典:NAVERニュース)

出店業者への影響

未払い問題

ウィメプでは500億ウォン規模の入店業者が販売代金を受け取れず、システムエラーと説明されるが、販売者たちは不安を抱え撤退。その影響がティモンにも波及。

中小事業者1セラーあたりの未払い売上は、100万円~2億円以上位のレンジで引き出せず、問い合わせても「システムエラーや調整中」との回答。

裁判して勝訴したセラーのみ入金されているといった状況です。

夏休みのためにウィメプ・ティモンで旅券を消費者は、前日に勝手にキャンセルされ、返金がされないという状況で、ネット上では多数の被害の声が拡散されています。

旅行会社にもが払われず、売り手も買い手もお金を奪われているだけの状態で、CJや航空会社などの大企業も次々と退店しています。


海外販売者

キューテンの海外販売者は昨年から精算が遅延しており、訴訟を準備しているとの報道もあります。
ネット上では、何度もQoo10(TMON/ウィメプ)に交渉しても売上が引き出せない事業者が、仲間を募って集団訴訟を呼びかける書き込み(NAVERカフェなど)が散見されます。

詳しくはこちら。


Qoo10の対応と問題点

補償案

Qoo10は被害業者に年利10%の遅延利息を支払う補償案を提示するも、状況は依然として不安定。

財務状態の不安

ウィメプとティモンは完全な資本喪失状態で、特にティモンは今年4月締めの監査報告書を未提出。財務状態が極めて不安定と疑われています。

Qoo10の拡大戦略とその限界、問題点

歴史的背景

Qoo10の創業者ク・ヨンベ代表は、韓国EC業界ではもっとも有名な立役者で、韓国EC業界の発展に大きく寄与した人物です。

1995年に韓国初のECモールであるインターパークのチーム長としてプロジェクトを立ち上げ1996年にはローンチ。

その後、Gマーケットを成功させた実績を持ち、ナスダックに上場させることで大成功を収めた。その後、Gマーケットを売却する際に10年間同じ業界で活動しないという契約を結び、シンガポールに移りQoo10を創業した。

日本では国内初ECモールは1997年の楽天市場、Amazonは1995年だったことを考えると非常早い時期の事業開始だったことが分かります。

2009年、クヨンべ代表はGマーケットをeBayに売却。

eBayは2001年にオークション(韓国版ヤフオク)を買収し、2009年にGマーケットを買収し、国内EC市場で独占的な地位を占めました。(eBayコリア)

弊社にはクヨンべ代表の直下で働いていた経験のある、韓国人マーケターのメンバーがいるのですが、表向きは円満売却に見えてほぼ乗っ取られた状態であったと話しています。
(現場にいた人間の主観です。もちろん代表から、公の場にて同内容の発言はありません。)

その証拠に韓国EC業界の王として君臨していたクヨンべ氏は、向こう10年間韓国でEC事業をしてはいけないという契約を巻かれています。

そんな訳で、仕方なくシンガポールで新たなECプラットフォームを作ったという流れです。

しかし成長市場とはいえ、当時の東南アジアでECのみで事業拡大していくことは、まだまだ難しくインフラまで巻き取って収益を上げるべく、物流会社のQxpressを立ち上げました。

一方、eBayは韓国市場で成果を出せず、2021年にGマーケット/オークションを新世界グループに売却しました。

原因となった急劇な拡大

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