民事再生中の韓国Qoo10グループ「インターパーク」債権申告受付が開始。
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民事再生中の韓国Qoo10グループ「Inter Park」の債権申告受付が始まった。
「Inter Park」は1995年からあるプロジェクトで、韓国初のECモール。米初Amazonの1年後、日本初の楽天市場より2年早い。
丁度1年前(2023年12月)にYouTubeコラボしたばかり。
https://youtu.be/-mclgOCSnsU?si=BK5P34CP6d52VnnV
今となっては、想像もしていなかった事態になった。
「Inter Park」はQoo10創業者のクヨンベ氏がPJTリーダーとして立ち上げている。
その後、独立し韓国の楽天市場「Gマーケット」をつくり、国内シェア1位まで成長したが、eBayに乗っ取られ、10年間韓国でEC関連のビジネスができない契約を巻いてしまい、仕方なくシンガポールに移って始めたのが「Qoo10」の成り立ちだ。
韓国Qoo10グループ(Qoo10コリア/TMON/ウィメプ/Inter Park)は、販売者へは売上未入金、消費者へは支払いが自動キャンセルされ未返金が続いており、7月末に民事再生にはいった。
中小事業者を中心に、かなりの倒産が見込まれ、何とかせねばと韓国政府が1兆ウォンの資金を投じて、倒産を免れた。
こんな事態になった理由は、創業者が追い出された韓国EC市場の取り返し・配送子会社の上場を目的とした、無理な企業買収。
詳しくはこちらを見てほしい。
https://note.com/fujit_ecbassman/n/n950ea22e3d61
Qoo10は設立当初、東南アジアのEC市場が黎明期であり、収益確保のため子会社で配送サービス(Qexpress)もつくった。
多数の下請け配送会社を抱えており、道連れの連鎖倒産が起きている。
わたしはYouTubeでセラーに対して、注意喚起を行なったが、Qoo10ジャパンより名誉毀損申告がはいり公開停止された。
(Qoo10ジャパンは、現在eBay合同会社が単独で運営しており、韓国Qoo10とは別会社)
わたしの元には多くて1億円くらいの資金留保された中小企業オーナーから、複数の相談が届いている。
ボランティアでLINEオプチャをつくったり、無料相談や最新情報配信、韓国弁護士をアサインしたサポートも行っている。
商品管理ツールPIBユーザーは、PIBが代理人となり無償で債権申告を代行してくれる事になった。
現実的に全額は難しいが、被害に遭った事業者の大切な資金が、少しでも早く・多く返還されることを願いたい。
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