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【NAVERカンファレンス・レポート】2023年下半期3つの改編計画 - どのように変わるのか|挑戦と課題

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こんにちは、韓国ECモールcoupang公式SPNパートナーの藤田です。今回はNAVER下半期へ向けたカンファレンスの様子をレポート解説します。

NAVERのチェ・スヨン代表は、2023年5月8日の第1四半期実績発表カンファレンスコールにおいて、下半期のNAVER検索画面とアプリの改編計画を発表しました。

ネイバーの改編計画には以下の3つの要素が含まれています。

  • ❶自己開発生成AIハイパークローバーベースのAI検索

  • ❷オープントーク、イシュートークなどコミュニティ機能の拡大

  • ❸ショートフォームホームPDなどのコンテンツ領域の強化

第1四半期は前年同期比23.6%増の2兆2,804億ウォン、営業利益9.5%増の3,305億ウォンでした。

ライバル社カカオは、営業利益-55.2%/711億ウォンと大不振を結果となっています。

【2023年第1四半期、NAVER主要事業の業績】売上順
・1位:NAVERコマース事業
:6,059億ウォン(▲45.5%)
・2位:コンテンツ事業:4,113億ウォン(▲94%)
・3位:フィンテック事業(金融):3,182億ウォン(▲15.8%)
・4位:クラウド事業:932億億ウォン(▲1.2%)

一方、株価はコロナ特需時の最高46.5万ウォンから現在は20万ウォン半ばで落ち着いています。

出典:朝鮮日報(NAVER提供)

これまでネイバーは、2018年にモバイル検索画面を大幅に改良し、ショッピング、公共認証書、金融、予約、ニュースなどの多彩な機能とサービスを提供する「ライフアプリ」を提供してきました。

しかし、ネイバーはまだ「ポータルサイト」という認識から抜け出せておらず、カカオとの統合による相乗効果を活かすことができていません。

総合ポータルメディアから、「ニュースアプリ」へのレベルダウンが拭えず、カカオと分離する運びとなりました。

出典:朝鮮DB


チェ・スヨン代表は、「NAVERの核事業は"検索"である。AI推薦機能をベースとして多くのコンテンツを検索体験できるようにし、顧客満足度を上げるだろう」と発言しました。

チェ代表は「メディア力強化のためにオープントーク・イシュトークのカテゴリーを拡大し、見どころのコンテンツを豊かにするためにショートフォームなどを適用するなど、下半期には変化するトレンドに合わせてNAVERアプリを改編する予定」と続けています。

日本では年内にLINE WORKS・NAVER WORKSのような生産効率をアップするツールにAIハーパークローバXを搭載したBtoBサービスのローンチを発表。

韓国では2023年初めより、公正取引委員会が「オンラインプラットフォーム独寡占※審査指針」を強化し、法案公聴会を開催、プラットフォーム・マーケットプレイスによる参入事業者に対する支配力を阻止しようという強い動きがあります。

※独寡占…一部の起業が生産や販売事情を独占的に支配している状況

国民からもプラットフォームの地位乱用を防ぐ、「ポータルプラットフォーム基本法(仮)」の立法準備中であることも明らかになっています。

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