お気に入りのお店が閉店した話

 地元にお気に入りの店がありました。
 外で飲むことは少ないので、それほどたくさん行く機会はなかったんですが平均すれば月1回は行ってたはずのお店。
 コロナ禍の時にはランチやテイクアウトをしていたので、経営難で潰れてしまっては困るから、ちょくちょくお昼に買いに行ったりもしていました。

 地元では割と遅くまでやっている方のお店で、ライブ帰りにもよく利用させてもらっていました。
 夕方にお茶をし、そのままライブに行くので、終わる頃には腹ペコなんですよね。
 かといって、ライブハウス付近の店だと終電が気になってゆっくりできない。
 そんな時、地元に帰ってきてまだ開いている、閉店時間まで余裕のある店はとっても有難かったのです。

 美味しいお料理にお酒を出してくれて、程よく雑多な雰囲気の良いお店でした。
 店長さんはいつも軽快で明るく、手が空くとお話してくれたりする楽しい方です。恐らくは、顔を覚えてくださっていたはず。多分。
 人生初の一人飲みも、このお店でした。

 そんなお店が、閉店すると言うのです。

 突然、お店に張り紙が貼られて、○月○日で閉店します、と。
 なぜ?と思い店長さんに聞いてみると、あまりちゃんとした理由は教えてえていただけなかったけれど、恐らくオーナーと意見が合わなくなってしまった様子。
 店長の方は今後何をするかも決めていないと……。

 ええええー……寂しいなぁ……。 
 というのが最初の感想。
 閉店、というのが決まっているので、もう閉店しないで、なんて言えませんしねぇ。
 悲しいなぁと思いながら、閉店までにもう一回来店しました。

 あぁ……、これからふじすけは、ライブ終わりにどこのお店で飯を食えばいいんだ……。

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