2024.11.10 氣志團万博in幕張メッセ
2024.11.9-10で開催されていた氣志團万博の2日目に行って参りました!!!
フェスだフェスだー!祭りだ祭りだー!!
こちらでは、氣志團万博というフェス自体の居心地の良さから順に書き連ねています。
アーティストの感想の後半にありますので、それだけ見たい、という人は目次から飛んでください。
氣志團万博とは……?
氣志團万博とは2003年8月30日に千葉県木更津市で行われた大型野外GIGに銘打たれたもので、2006年に富士急ハイランドでも行われた。2012年からは毎年開催を定番として千葉県袖ケ浦市の袖ケ浦海浜公園で行われ、他のアーティストを呼んでの2ステージ形式のロック・フェスティバルである。
ふじすけは2016年から氣志團万博にほぼ毎年行っておりまして、2020年、のオンラインだけ参加しなかったんですよねぇ。
で、2023年に開催がなかった(スピンオフイベントはあった)ことで非常に残念な気持ちを引きずった今年、2024年!
なんと、場所を袖ケ浦海浜公園から幕張メッセに移し、日程も9月中旬ではなく11月上旬に開催……!
やったー!
なぜ氣志團万博なのか。
今回は11月10日だけの参加、しかもその日の内に新幹線で大阪へ帰るため途中離脱の予定。
そこまでしてなぜ氣志團万博へ行くのか、その理由をまず説明しておきましょう。
きっかけは2016年5月。
ふじすけの一番大好きなバンド10-FEETが氣志團万博に出るとの告知を受けて、「へーえ、氣志團もフェスやってんねやぁ」と。
私から見る氣志團とは「テレビでめっちゃ売れていたバンド」である。
めっちゃ売れていたので、私もいくつか歌えるし、サビはほとんど知っている。ワンナイトカーニバルだって学生時代はカラオケで歌い倒した。
矢島美容室も好きだったし、OZMAだって好きだった。
好きなバンドがいて、好みのバンドもいて、見てみたいバンドもいて、面白そうだなぁと思っていたら、いつも遊んでくれる同行者が人生を賭けている(と、ふじすけが勝手に思っている)バンドが出る……!
こりゃあいかないわけには行かんだろう、と言うことで参加したわけです。
そして氣志團万博を大層気に入って、毎年出演者をチェックしては参加を繰り返すようになりました。
では何がそんなに気に行ったのか。
今までの氣志團万博好きなとこ
会場からのシャトルバス(確定で座れる)
会場からのシャトルバスは色んな方面からあり、一か所に集中しないのでシャトルバスの発着場まで人ごみに揉まれたり、長蛇の列に並ぶ必要がない。
会場からのバスもそれほど並びませんし、雨が降ったりするとちゃんと座席にビニールをかけてくれたりしていた。
あと、行きのチケット購入で、500mlペットボトル(フェスデザイン)の水を1本くれたはず。
私たちは利用してませんが、チケット+バス+ホテルが一緒になったツアープランが出た年もあったかも?
トイレの多さ
これはフェスだけでなくどのイベントでも頭を悩ませる問題だと思うんですけど、仮設トイレの数がエグいほど多い。
ものすごい数がズラーッと一列に並んでて、空きが分かりにくいという難点があったけど、ちゃんとスタッフの人が誘導してくれていたのでそこまで不便じゃなかった。
しかもそこだけじゃなくもう一か所あって、そこにもかなりの数の仮設トイレが……!
漏れそう……!なんて思ったことはありませんでした。
出店の多さ
こちらも2か所に分かれていた上に、人が良い感じに分散して長蛇の列でぐったりとか、お目当てに間に合わない、何てこともなかったです。
人気の場所はまあ並ぶこともありますけど、それを外せばノンストレス。
飲食スペースにあるモニター
今やっているアーティストの映像を大きなモニターで映してくれるので、食事中でも音楽を楽しむことができました。
ステージまで行くほどではないけれどどんな感じかは見てみたい、後の出演者のために食事をしておきたいけどちょっと気になる、という時も楽しめました。
飲食スペースにあるイス
これはほんとに助かった。お風呂の椅子みたいな感じのイスがあちこちばらばらと大量に置かれていて、それに座ったり、それをテーブルにして地面に座ったりできました。
大量に置いてあるのでどこかしらで絶対空いているし、必要以上に占領する人もいなくて便利!
立地
袖ケ浦海浜公園は海に面した公園なので、潮風が吹いて涼しいことが多いのと、地面がむき出しの場所とコンクリートで舗装された場所が両方あるので歩くのも負担になりません。
あとめちゃくちゃ広いので、ステージの付近とか飲食店付近とかじゃなければ人混みがマジでない。(人はたくさんいる)
季節
暑いは暑いですけど、9月半ばあたりということで真夏よりは断然まし。
季節柄、カンカン照りよりは曇っていたり雨が降ったりと言うことが多いのもある。
先述した通り海辺と言うことで風が吹いているのもあって、水分補給を怠らなければ1日外でも大丈夫。
こんなところですかね。
とにかくホスピタリティがとっても充実している。
その他にも、オブジェがあったり観覧車的なものがあったり、有名バームクーヘン店とコラボしてオリジナル商品を出したり……。
氣志團の皆さんの、そして綾小路翔さんの「思いっきり楽しんでほしい」という思いがバシバシビンビン伝わってくるフェスなんです。
そして袖ケ浦海浜公園のロケーションも気にいってたんですよねぇ。
ふじすけは川崎駅近くから出発するシャトルバスを利用していたので、海ほたるを通るんですよ。
夜は工場地帯の灯が綺麗で(疲労困憊で寝てることも多かったけど)印象的でした。
開催場所が変わる懸念。
という訳で、そんな大好きな氣志團万博。
会場が変更になると聞いて、不安がいくつか。
室内の会場なら、激混みなんじゃ……?
幕張メッセって帰りの電車も激混みなんじゃ……?
絶対に袖ケ浦海浜公園よりは狭くなるだろうし、飲食店も数を絞らなきゃだろうし、すごく並ぶのでは……?
フェスなのである程度は人混みや列に並ぶことは覚悟しているのは勿論ですが、やっぱりできるだけ快適に過ごしたいのは誰もが思う事だと思います。
体力は無尽蔵ではなく、好きな音楽を全力で楽しむために、余計な所ではできるだけ温存したい所。
でも袖ケ浦海浜公園であんなに快適なフェスを運営してくださった氣志團を信じて、行くことにしました。
いろんな事情で9日は参加できず、10日だけでしたが。
幕張メッセの氣志團万博感想
いや、びっくりするぐらい杞憂だった…!!
ライブにしっかり集中できた!
袖ケ浦海浜公園だった時と同じく、飲食スペースにはステージの様子を映す大きなモニターがあったり、DJブースがあったりと、ステージを見に行っていない人も退屈させない工夫がいくつもありました。
そして下記が、ふじすけにとってのプラスポイント。
今回の氣志團万博好きなとこ!!
クロークなしの予約制ロッカー(出し入れ自由)
開催の数日前に発表された予約制ロッカー。
出し入れ自由。お値段は張りましたが、これがまあとてつもなく便利便利。便利べんらーべんれすとの三段活用です。そんな活用はない。
ロッカーの設置場所も良かったんだと思います。
両方のステージにアクセス可能な場所に、まるでデカいプールの更衣室か?というように整然と並べられたロッカー。
Mサイズでも十分。2人分の荷物を収められました。
とはいえ、持って行ったのは財布、タオル、飲み物、汗拭きシート、エコバック、防寒着のみ。
これをですね、ライブ前にロッカーにどーん!しまして、ライブは完全に手ぶらで見るわけです。
これは非常に良かった!これだけでもうほんとに良かった!
ライブ中、動いたり飛んだり走ったりするので、荷物は本当に邪魔なんです。
荷物が増えるからグッズは買わないでおこう……、なんていう日和り方もしなくて良い。
このロッカーは今後のフェスにもあるといいな、と思うほど便利でした。
それから何がいいって、並ばない。もう一度言います、並ばない!
フェスのクロークって長蛇の列でしょ?私あれが嫌で預けたことなかったんですよねぇ。
だけどこのロッカーは最初に鍵を受け取る時にちょろっと並ぶだけで、後は各々でロッカーに入れるので並ばないの!ほんとに快適だったなぁ。
出入り自由、街中(駅チカ)であるために比較的外に人が分散する
幕張メッセは駅から近くて、コンビニもあればアウトレットもある。
ふじすけたちは会場内で食事をしたため会場の外に出ることはありませんでしたが、たくさんの人が外に出て行くのを見ました。
そのおかげで、列はあったし時間帯によっては待ち時間はかなりあったりしたけれども、飲食店は激混みで買えないほどではなかったです。
季節感
11月初旬の海辺。
震えるほど寒いという訳でもなく、かといってTシャツ一枚ではもちろん肌寒い。
こんな感じなので、屋根ありのほぼ外、吹きさらしの場所での食事に不自由がありませんでした。
フェスで暑くないのは本当に良い。
今回もばらまかれたイス
やはりありました。
あのイス。お風呂のイスみたいなやつ。
見つけた時は感動すら覚えましたよ。
膝ぐらいの高さの木のコンテナ(おそらくベンチ替わり)や、立って飲食するための背の高いテーブルはあったんですが、どこも人がいて全然空かない。
そんな時、飲食店の並ぶスペース(多分本来は駐車場)の一番奥にありました。
袖ケ浦海浜公園の時よりは少ないですけれども、それでも十分すぎる数。
そのスペースにもテーブル代わりに木のコンテナが置いてあって、非常にありがたかった。
トイレ
みんな気になるトイレ事情。
ふじすけは仮設トイレしか行ってないので、その感想になります。
当たり前に並んでたのはそりゃそうなんですけど、まあまあ流れが速かったので「やっべ漏れる」なんてことはありませんでした。
でもこれはタイミングが大きいかも。びっくりするぐらい並んでる時もあったし。
そして、10日の後半には仮設トイレの男子スペースの一部を女子スペースに変更してくださったこともあり、フェスでは類を見ないほどスムーズでしたね。
あと、仮設トイレがとっても綺麗。便座を拭くためのシートも置いてあったりして仮設トイレにありがちな汚さ、拒否感、嫌悪感がない。
袖ケ浦海浜公園は芝生や土の場所があるので泥で汚れるのはどうしても仕方ない。それでも、今回それがなく個室内が明るいのも良かったなぁ。
あ、でも会場の常設トイレの方はいつ見てもそれなりの列があったので、そっちは分からないです。
というわけで、フェス自体の居心地はとても良かったです。
マイナス点をこっそり記載するなら、氣志團万博公式で出している飲食店の列がエグすぎた(1時間以上並んだ)、食事&休憩時間として考えていた時間の大半を使ったので。
ゲットしたクレープは美味しかったです。見たいステージぎりぎりだったので画像もなく死ぬほど早食いしたけど、それもまたいい思い出。
あとは……ステージ前のスタッフのまあまあ執拗な誘導ぐらいかな。でも誘導はある程度は必要と考えると、ううん……悩ましい所です。
ステージで見たライブの感想
ちょっと日が開いてからこの投稿記事を書いているので、アーティストそれぞれの感想の量にばらつきがあります。ご了承ください。
DJダイノジ
トップバッターのDJダイノジ。
彼らのステージは準備運動に近い。死ぬほど動かされるし、動くことを要求される(望むところ)
一番最初にラジオ体操の曲が流れた瞬間、両手を広げてスペースを取り始めるのは学校教育の賜物だと思う。
創聖のアクエリオン、Getwildとかいろいろジタバタ踊って楽しかった……!
ゴールデンボンバー
金爆はいつだってにわかに優しい。
盛り上がりやすく盛り上げやすく誘導してくれる。
間奏芸もいつもながらに面白かった。
久しぶりに歌広場さんがステージにいるのが見られて良かったなぁ……。
湘南乃風
青春時代のトップアーティスト。
昔大阪城ホールのワンマンライブにも行ったことがあったりで、曲も大体覚えているもんですねぇ。
終始盛り上がる曲ばっかりだし龍が如くの曲もやってて楽しかった。
ライブ見る度新鮮に感動するHANくんの歌の上手さ。
お昼ご飯のために泣く泣く「睡蓮花」途中で離脱したけど、食べてる場所がステージの真裏だったからがっつり聞けました。
the Gazette
激しくも美しい……。僭越ながらaoiさんが好きです。
フェスではなかなかお目にかかれない。
今回の参加理由の全てと言っても良い。
同行人の人生を賭けた(と私が勝手に思っている)バンドです。
VORTEXが個人的に大好きでですね、いつかライブで聞きたいなぁと思っていたのでとても嬉しかった。
NEWS
いやぁ、アイドルはいいですね。増田さん推しです。
後ろの方から見たんですけど、ずっとキラキラの笑顔だった。
好感度がすごい。好青年感しかない。さすが。
正直なところ「知ってるのはチャンカパーナくらいかなぁ」なんて思ってたんですが、蓋を開けてみればweeeek始まりで「し、知ってるー!!!」ってなったし、チャンカパーナ、恋のABOと続いて「き、聞いたことある―!」ってなってテンション爆上げで踊っちゃって、ホントにアイドルってすごいなぁと思いました。
※フェスの前後にSNSなんかで、V系の方とジャニの方が交流したエピソードとか見て「ええやん……(ほっこり)」としてました。異ジャンル交流大好きなんです。
coldrain
かぁっこいぃ!
MCでね、「足りないって言ってるのが聞こえたけど、フェスなんて足りねぇもんなんだよ。ライブハウス来いよ」言ってて。
それはそう!
でっかいサークルだったりWOD?だったりが出来てて「あぁ、フェスだなぁ……」って、感動した。
以上の5組を見て、新幹線の時間があるので離脱。
そういう訳で、幕張メッセの立地の良さと氣志團万博のホスピタリティの良さに大満足したと言うお話でした。
泊まったホテルだけがネームバリューの割りにうにゃむにゃ……だったのだけが少し残念ではあったかもなぁ。まぁでも夜中にチェックインして朝にはチェックアウトで、寝るだけだったから良しとしよう!!