![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/62962175/rectangle_large_type_2_17fa62c4229f663f3ddc9265704a8ade.jpg?width=1200)
[読む小噺] おぼん・こぼん(当て書き:おせつときょうた)
しゃべくり漫才のうまさは「相槌」で決まる
●漫才における「相槌」はそのときの雰囲気で自然に入れるものなので通常漫才台本には書きませんが,本格的な掛け合いのしゃべくり漫才をイメージできるようあえて細かい「相槌」を書き込んでいます。それが「読む小噺」です
おせつ:え〜このたび我々おせつときょうた
きょうた:何?急に改まって
お:「おぼん・こぼん」を襲名させていただくことと相成りまして
き:そんなわけないやろ
お:違う?
き:やっと仲直りしたとこやのに
お:あれ?
き:何?
お:解散したんじゃ・・・
き:なんてこと言うてんねん
お:まだされてないんですか?
き:「まだ」って言うな
お:「死ぬまで漫才する」言うてはったからね
き:そうですよ。おぼん・こぼん師匠の漫才はこれからですよ!
お:でも我々ならすぐにでも「おぼん・こぼんになれる」って言われてますからね
き:誰が言うてんねんそんなこと
お:ぼくが,大きい凡人でおぼん
き:大きい凡人?
お:きょうたくんが
き:小さい凡人でこぼん?
お:すぐにでも「おぼん・こぼん」として漫才できるでしょ
き:凡人にはあんな漫才でけへんねん
あらゆるオチを誰よりも先に小噺化するプロジェクト『令和醒睡笑』過去の創作小噺を何回も何回も回すと"古典小噺"になる・・・はず・・・【小噺はフリー台本】