第34話 相鉄帝国とローゼンと都心直通とマッシュアップCMと。
都内に住んでいるときはまったく縁がなかった相鉄。Wikiによると「神奈川県中央部を基盤に鉄道事業を行う会社である」だそうだ。ゆえに関わる機会はまったくなかった。
ここは藤沢、相鉄帝国
至るところにスーパーマーケットの相鉄ローゼンがある。近隣のみろく寺店はなんと夜中の2時までやっている。21時過ぎれば人もまばらなのに一体どこにそんなニーズが?と思ったのだが、相鉄の経営まで気にして生きているわけではないのでただ便利なものだと受け取っておこう。ここの通称"つるおじい"に会うのをいつも楽しみにしていたのだが、しばらく見ていないので心配だ。ちなみに通称といっても呼んでいるのは私たちだけだ。
相鉄といえば私にとってはあのCMだった。
相鉄周年ムービーは近年稀に見るマッシュアップの最高傑作
これまで相鉄と言われてすぐ思い浮かべるのはローゼンではなく相鉄都心直通記念ムービー「100 YEARS TRAIN」だった。サカナクションの『ネイティブダンサー』とくるりの『ばらの花』のマッシュアップが最高だった。私も出版のしごとから今は広告系のしごとをしているが、こういうクリエイティブこそCD冥利に尽きるのではないか。アメリカのドラマ『glee』もめちゃくちゃ好きなのはマッシュアップの要素が多いからである。
プレステのCMは毎回マッシュアップでワクワクする
マッシュアップといえばこのCMが一番好きだ。きっと担当者は交渉と調整の繰り返しだったと思う。曲の権利関係、ゲーム会社それぞれへの交渉、すごく大変だけど、よい広告クリエイティブは調整と交渉なくして成立しないのだと思わせてくれたのはこれだった。
ていうか、くりるとサカナクションのマッシュアップって担当が好きだっただけだろと思う。アートではないあくまでもクライアントの要望を叶えつつ生活者に届けるという広告領域で、いい意味でそういったエゴが見えるのが好きだ。
ローゼンの周年記念キャンペーンについては私が今から準備している。いつが周年なのか知らないが。
おまる