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コンペはお好き?

女性ポートレイト写真をもう何年も旗振りしてきた自負がある。が、もはやツイッターは中の人に任せたし、インスタはやらない主義。若くてsnsメインのカメラマンやフォトグラファーは誰も藤里の事なんて知らないだろうなあ、と感じる2022年春。

3バカ写真家と名乗った「河野英喜、萩原和幸、藤里一郎」ついに真面目な取り組み発表となった。ナチュラル系女性ポートレイトのコンペティション『ナチュレ・ド・ポートレイト』の立ち上げだ。いま、空前の展示ブーム。藤里も年間10を超える個展を開催、もう6年目とか。これだけ
していればやはりブームを牽引したと言えるのではなかろうか。

で、昨今のブームは作り込みや創作のポートレイトにあるような気もして少し落胆もしたが、いや、その作家達が精力的に活動しているからなんだよ。憧れられる対象になっているんだ。立派に牽引されてスゴいぜ!

昨年その中の1番大きい企画に参加してみた。そのパワーたるや、本当にびっくり。しかし、僕が好きなナチュラルな世界はほとんど、なかった。会の性質上審査をして欲しいと言われたので、頑張ってみたがやはり投票したのはあまり注目されなかったドキュメンタリータッチの作品だった。
これが認められる場所じゃない。じゃ、その場所を作ってみよう。大手振ってナチュラルが楽しめて、その世界を信じている写真人と盛り上げてみたい。それがキッカケだった。

立ち上げた以上は、なるほど素晴らしい世界じゃないか!写真の持つ記録性を存分に果たし、記憶を記録しようじゃないか。そう意気込む。

河野英喜、萩原和幸、藤里一郎。
柔らかな作品を作るが実は骨太な3人。年齢もほぼ同じ。立場も一緒。だから面白い。それぞれがそれぞれの意見に関心し、尊敬し、最大のライバル達。それがまとまるんだから写真の凄みよ。

我々は、忖度なしの『作品』を審査させてもらいます。審査方法は今検討中だが、「応募者の名前は把握せずに」作品と向き合いたいと思っています。共感する世界、驚嘆する世界を見せて貰いたい。

6月から始まる受付は、9月いっぱいまで。いまから作品を作れば半年の制作期間がある。力作を作るに充分な時間がある。展示を最終目標にしているコンペか故、組写真で勝負して欲しい。一点物で応募に慣れている方は難しいでしょう。また、ナチュラルも千差万別。それぞれが考えるナチュラルで世界を作って欲しい。
1人1作品の渾身作をお待ちしています。


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