#今できるたすけあい コラム
コロナ禍の中、外出自粛。誰もが個々に出来る事をする。
それは「人と接しない。移らない、移さない」が鉄則。
我々、日本人は強制されずとも自制心と思いやりでできるはず。
だが、自粛というボディブローは徐々に、徐々に効いてくる。
そんなある日、親友から連絡が入る。今の現状を写真に収めて欲しい、と。
ヤツの頼みは断らないと決めているので、二つ返事でOKした。女の子を撮れないこの状況、はっきり言って何の役にも立たない写真家と自身で思っていた。そんな時ヤツは「アレ」を思い出してくれたのである。もう随分前の事。東日本大震災の時、やはりやれる事をやろう!と思い、現地に入る事も少し考えた。しかし先陣が行って収めた写真達を観て、僕のやることじゃない。と感じた。だから今東京は大丈夫。安心して付いて来て下さい。的な想いで撮った作品「We Are OK」が「アレ」だ。
今、東京が、全国が、変わりつつある。いやもう変わってしまったと言っても過言ではない。日常だった日常が日常ではない日常になった。様々な人がかいたコラムに写真を付けて欲しい、とヤツのオーダーだった。どちらかというとこの作業は「得意」だったりする。かの伊坂幸太郎氏や森沢明夫氏との小説コラボ作品も沢山作ってきたのだから!
これらのコラムは皆さんがそれぞれ感じ、想いを綴った命。それをさらに生き生きと、リアルに、また抽象的にぼやかしたり・・・。
今が沢山つまったコラムの数々。
僕も文章を綴る気持ちで写真を撮ってみた。
写真が撮れたたび、
「どうだろうか、どう?」
いつもヤツにはそう送った。自信が無いわけではなく、
真っ先にヤツの感想が聞きたかったから。
「ちょっと泣きそうです。あんたすげーーーーよーーーー!」
とラインが来た。良かった。たった一人でもいい。きっと届いたのならば
僕の仕事は成功だった。
ステキなコンテンツなので、是非お目通しください。写真は全部で15枚使っていただきました。一部の方によると「色味ですぐわかった」そうです笑
※残念ながら写真がトリミングされてしまってますけどねー、デザインありきなので仕方なし・・・。
今あることを、今やるべきことを。
写真家はシャッターを切ることしか出来ないのだから。
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