i-Keyの第2フェーズ〜胸部からの意識拡張〜BackstrokeのBody Work
先日、合気の原理を応用した意識の波長制御手法「i-Key Body Work」の第1フェーズについて書きました。今回は引き続き第2フェーズを説明していきたいと思います。
第1フェーズ頭頂部の解放を行い、肩から頭にかけての境界感覚が抽象化されてきたら(少しぼうっとなる状態)、今度は第2フェーズで胸部から身体の境界感覚を周囲に拡張します。
まず自然に立った状態で、両手の甲を自分の体側(内側)に向けます。
それから片腕を水泳の背泳ぎ(backstroke)のように後ろに回していきます。この時、回している手の中指先に視線を向けながら回し、手は指先から可動域を拡げるように出来るだけ大きく回します。
次に反対の手も回したら、今度は両手を同時に大きく回します。この時も両手の甲が自分側を向くようにし、視線は上を見ながら大きく回します。
このように左右と両手を回す動きを5セット、ゆっくり連続して行ったら第2フェーズのワークは終了です。
もともと正座した対象者の手を、2人で左右から軽く引きつつ回してやると胸が開き、上半身全体の境界感覚が拡張されることは10年前に発見されていました。
しかし3人いないと出来ないことや、関節を引きながら動かすのは故障のリスクがあることが長年の課題で、1ヶ月前に整体の肩周りの可動域を拡げる運動を応用することで、ようやくブレイクスルーすることが出来ました。
第1、第2フェーズを順番に実施することで、意識の拡張が起こり、非常に発散的な精神状態になります。視野も広がり、ブレインストーミングなどにも適した状態です。
ただ、これは謂わば身体と意識が分離したようなもので不安定な状態です。ここから第3フェーズの下腹部への収束のワークを行うことで、安定した状態に調整出来ます。
次回は第3フェーズの説明をします。
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