開かない
Webライターラボの8月コラム「わたしの恐怖体験」を書きました!
「ガチャガチャ…ガチャガチャ…」
深夜の部屋中に、不審な音が響きわたった。
約20年前小学生だった私は、妹と母と同じ部屋で寝ていました。
6畳ほどの部屋に川の字に布団を引き、3人並んで。
性格は割と穏やかだった私たち姉妹ですが、寝ているときの手癖・足癖が非常に悪く、隣で眠る母の体によくパンチやキックをして怒られたものです。
(寝たときと起きたときでは、頭と足の位置が逆さまになっていたことも数知れず。)
ある夜中、母は何かが「ガチャガチャ」する音を聞き、目を開けました。
私か妹が寝ながらまた暴れているのかと思うと、目を開けた先には観音扉のクローゼットを「ガチャガチャ…」と開け閉めする人影が……。
はい、これ、私です✋
しかも記憶ゼロ。
次の日、母に「あれ、なんだったの?」と聞かれ、
「えっ?何のこと」となったのを覚えています。
「開かない、あかない…」といいながら、クローゼットの観音扉をガチャガチャと動かす私…夜中に見たら、絶対驚くやつ。
母はトイレに行きたいのかなと思い、
「そこドアじゃないよ」と声をかけたそうです。
しかし、私は「うーん」と言って、そのまま布団へ戻ったとのこと。
母は夢遊病を疑ったらしいですが、不可解な行動は1度きり。
その後眠りながら歩くような行動は起こさなかったみたいです。
なお、私は特に霊的なものを感じることはないので、単純に寝ぼけていただけというオチ…だと信じています💦
私の起こしてしまった、ちょっとだけ怖い事件でした!
Discord名:藤関ルカ
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