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おえかきとおしりちゃんとわたし
2020ねん、おしりちゃんを描き始めて5周年となろうとしています。
絵本でも描きたいと、漠然とした目標ができたので文章でも書くかという決意に至りました。
以前わたしについて書いてくれた親友が、私のことを言葉の代わりに絵を描いているのだと解説してくれました。
確かに、そうだという一方で最近は言葉の力によって、元気をなくしたり、元気をもらったりすることを実感して、私は言葉も大事に扱えるようになれたら、と感じるようになりました。
いろんな言葉を言う人がいます。一歩外に出てみると、声の大きい人が発言力を持っていたりします。なんでそんなに大きな声で悲しいことを言うのか、わたしはよく考えてしまいます。
それでもおしりちゃんは、なぜだかどんな言葉に当たっても、いつだって私の味方なのだと思うようになりました。
今ではとっても大事なこころのパートナーです。
ーなんでおしりちゃんなのか?
よく聞かれます。おしりちゃんは偶然生まれたものなので特に理由はありません。とにかく私はおしりちゃんが大好きです。可愛くて、自分にとってコンプレックスだったおしりを肯定してくれるようなキャラクターだったのがより一層愛着を沸かせたのだと思います。
おしりちゃんはいつだって、いつからかずっと私の中にいます。仕事が大変な時、疲れた時、嬉しい時、泣きたい時、寄り添ってくれるのはおしりちゃんです。
意識していなくても、家から出る時、改札でピッとする時、そんなふとした時でも、おしりちゃんを私は感じます。
心の中に天使と悪魔が自分に囁く、そんな構図を漫画で見ますよね。
悪いことしそうだ、良いことをしそうだ、そんな時もおしりちゃんが私に囁いている気がします。大抵いいところに気持ちを持っていってくれるのが、おしりちゃんのすごいところです。
以前おしりちゃんを好いてくれている方に、
『つらい時おちりちゃんの「やすみなね」(おそらくスタンプだと思います。)を見ると、自分を許してもらえた気持ちになっています。』
と言われたことがありました。
そうか、おしりちゃんは心を許してくれる存在なのか。本当に良かった。それが私だけじゃなかった、描いて良かった、と心から思いました。きっとつらい人の何人かは、何かに許されたいなと思っていることをその時すこし、感じたのでした。
おしりちゃんはあなたのことをよく見てくれています。今日もよく、頑張ったのをおしりちゃんは知っています。
私も今日は今日の自分を許してくれるおしりちゃんと一緒に、安心して布団に入るのでした。
fujirooll
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