城戸たるゆえん
城戸はこの1年で大きく変わりましたね。変わりましたか。
1年前の城戸と今の城戸。どちらが城戸なのかと云えばどちらも城戸なのですが(#それはそう)、どちらかと云えばコチラが“本質的な城戸”、“本質的な城戸になる方の城戸”なのではないかなと思っています。剥けた。開いた。的な。
オーディションの時はそれはもうドヨ〜ンとしてましたので。応募要項のところにも「できるなら今世でアイドルになれるならなりたい(主意)」みたいなこと書いてあったし。“私が今世で幸せになることは不可能なんだ”みたいなちゃんとしたネガティブでしたね。
応募してきた写真も全然わかんないんですよ。顔とか全身とかちゃんと撮ってなくて、本人的にはちゃんとしてるかもなんですけど。でもこれは後にそれを超えるのが来ます。お楽しみに。でも、その鬱々とした文面とその中に出てくる「私は生きたい!」みたいな感じと文章の組み立て方から“とりあえず会う”にしました。
で、面談になるんですけど、応募時のロング(だった)髪をバッツリ切って今のボブにしてきてて、わかと「うそーん」となったのを覚えてます。「あの感じの髪型が良かったのに〜」って。歌とダンスはビックリするくらい出来なかったですね。ダンスが創作だったんですけど、途中で間違えたらしくやり直すんですけど、創作だから間違ってるかこっちは解んないじゃないですかクネクネしてるだけだし。だまってやり通せばいいのに。その辺は城戸ですね。歌も全然でしたね。でも最終面談いくんですけど(笑)。
最終はヌュアンスの曲を覚えてきてもらって、それを披露するんですけど、面白いくらい全然出来なかったですね。実際のところは聞いてないからわかんないけど、多分覚えてきてなかったんじゃないのかなぁ。くらい全然出来なかったですね、一周回って面白かったけど。でも受かるんですけど(笑)。
あ、あと恭美に大喜利やらされてましたね、しぬほどスベってましたね。でも受かるんで。
で、2週間でTIF。
覚えなかったなぁー、全然覚えなかったなぁー。毎日のように怒られてましたね、僕に。今も怒られるんですけども。これ、1年経つとわかるっていうか「そういうことなの?」となるんですが、この時期がテストと課題提出がドンピシャ被ってるらしいので去年もたぶんそれで、怒られて帰って勉強して、テストして怒られて勉強して、みたいなコトだったのかなと思います。かわいそうですね。
明け方に書いてるから言いますと、他の事務所さんは知らないですけど、ウチの場合、特にヌュアンスの場合は歌とかダンスとかはその時点ではどうでもいいんですよね(当社比)。そんなのやってれば上手くなりますし(若者の脳みそを侮ってはいけないのです)。大事なのは問いに対しての、そこに行きつくまでの工程『どうしてその考えに至ったのか』でジャッジしてます。所謂《地頭の良さ》です。あとはそこに行きつく《環境》、育ちが良いとか親が反社だとかではなくて、身を置いてきた場所と過ごし方。なので一見どうでもよさそうな質問ばかりします。だからみんな「なんで受かったのかわからない」んだと思います。よ。
城戸はその辺の考察力とか解答の方向性が面白かったです。
そういう人たちはシステムと構造がわかれば、ある日突然スルリと入るので、あとはそれをコッチがいつまで待てるのかっていうだけっすね。あとは場所を提供すれば勝手にやって勝手に育つじゃないですか。
城戸の初めのころのスペースとかRECしておけばよかったと思うくらい暗いですから。「こころの相談室聴いてるのかな?」って思う。それが今じゃ「カメムシの死骸を置いてます」って。…。あんま変わってないか。まぁ、誰かの拠り所にはなっていると思うので良しとしましょう。
「城戸」っていう苗字はわかが付けたんですけど由来は知らないです。
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