まちの事を知らないまちづくり
僕は兵庫県加古川市の街なかで月一回、学びの場を主催している。
MANABIYA Kakogawa
僕が加古川に生み出したイベント。
なぜ始めたのか。自分の振り返りも兼ねて少しづつ書いていこうと思う。
#06 //////////
正月休みに書き上げたまちづくりのシナリオ
絵に書いた餅にならないようどう動くか?
・勢いで始めたシナリオ
勢い勇んで書き上げたシナリオ。めちゃめちゃええやん!っていう思いと同時に、このプランは僕が勝手に書き上げたもので、まちの人が作ったものではない。という不安があった。
本当はまちの人と一つ一つ丁寧にプロセスを重ね自分達で作り上げていくのが理想だ。自分事にしないと持続可能なまちにならない。
と言っても何も始まらないので、とりあえず会社の上司に見せた。
「またごっついの作ったな~」と言いながらニヤニヤする上司。けしかけるのが好きな人で、ええ鴨キター!的に喜んでいる。
「ええやん、イケイケ!」
それだけ言ってもらったら、こっちとしても好都合。鉄砲玉のように行政さんのところに行った。
そして、案の定「ええやん!おもろいやん!やろうよ」っていう行政の課長。
でも、地元には見せなかった。風呂敷広げすぎて、ちょっと付いていけないと思われると困るから。だから、少しずつ、染み込むように意識してもらう方向で進めることにした。
・焦りの先に出会ったあの場所
勢いで書いたシナリオ、これがその通りになるとは思っていなかった。思っていないが、ある程度指針になるし、これ以外で成長する手段が他にあればそれでよかった。研修で清水さんが言った、複数の事を始めて少しずつ成功体験を作っていく、そのプロセスを地域の人と作っていこうと思った。
まずは農業。農業を体験として価値を生む。農業体験なら事業をする前の今でもできる。マルシェも交えながら少しづつ面白いことしませんか?って地域に提案した。でも、すぐに受け入れられることは無かった。みんな初めての事はやるのに二の足を踏む。確かにそうだ、だったらこちらである程度用意したらどうなんだ。そしてマルシェを用意することを考えた。そして僕は思った。
「あれ?マルシェって誰にお願いしたら出来るん?」
「まちの人たちってどんなんが好きなん?」
「そもそのまちの人の声って直接聞いたことないやん。」
まちの声を大事に!って言いながら、直接まちの声を聞きに行ってなかった。
研修で「まちにダイブ」って教えられたのにダイブしていなかった。
机上で空回りしている計画。本当にまちは僕が考えている事を望んでいるのか?
まちを知らなさ過ぎた僕は急速に焦った。そして、googleさんに思いっきり相談した・・・・。
「まちづくり」「兵庫県」「神戸」・・・・いろんなワードを入力して、「まちづくり、姫路」と打ち込んだ時、
これからの僕を運命づける場所に出会ってしまった。