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「色」についてのアレコレ

こんにちは!
フジプラスコンタクトセンターのスイです。
普段携わっているデザインや制作現場についてのお話なども交えながら、みなさまに情報をわかりやすくお届けしたいと思っています。
わたしは大学でデザインについて学び、「印刷に関わる仕事がしたい!」という想いからフジプラスに入社し、気づけば入社4年目です。

今回は、今も昔もわたしが変わらず興味津々な「色」についてお話ししたいと思います。


制作現場で飛び交う「気になるワード」

フジプラスの制作現場では、20名以上のデザイナーが日々業務に励んでいます。そんなデザイナー同士のコミュニケーションにおいては、色に関する聞き慣れないワードもちらほら。
わたしも新卒で入社したばかりの頃は、初めて耳にする言葉が多くて驚きました。

そんな弊社のデザイナーがよく使っているワードをいくつかご紹介します!

気になるワードその1 「イケイケ」

「イケイケってなに?」「かっこいい人のこと?」そう思った人もいるのではないでしょうか?
色における「イケイケ」とは、手前にあるものと背景の色が同化してしまっている状態のことを指します。撮影の現場でよく使われる言葉だそうなのですが、デザインにおける色のやりとりでも使っています。
極端な例ですが、例えばミカンを撮影する際、背景が同系色だとミカンがぼやけてしまいますよね。

イケイケになってしまったミカン

ちなみに、この「イケイケ」という言葉は「お互いに打ち消す状態」を意味する「いけいけ・いねいね」という大阪弁から来ているようです。

気になるワードその2 「ねむい色」

色における「ねむい」とは、コントラストがはっきりしていないもののことで「色があさい」とも言います。主に写真や画像に対して使う言葉ですが、デザインにおいてはメリハリがなく、全体がぼやけている状態を指すときにも使います。
食べ物の写真がねむいと、なかなか美味しそうには見えないものです。

「通常の写真」と「ねむい画像」の比較

気になるワードその3 「トンマナ」

「トンマナ」とはトーン&マナーの略で、全体の雰囲気に統一感を持たせるためのルールのことを指しています。見る人に正しくイメージやサービスを訴求するためのクリエイティブにおいて、トンマナの意識は欠かせません。

トンマナの大切さが分かる例として、ポカリスエットの公式サイトがとても分かりやすいと思います。

商品のイメージに沿ったブルーでサイト内が構成されており、「ブルー=ポカリスエット」という印象がより深く感じられます。

簡単そうで難しい「色」

「ここイケイケになってるから修正しよう」「ここの色がねむいのでもっと鮮やかに」「トンマナ意識して」そんな言葉を耳にすることも少なくありません。
デザイン制作における配色は、考えれば考えるほど奥が深いものです。

デザインの意図や目的に沿った効果的な配色を求めて、日々試行錯誤の繰り返し。たとえ美しい配色であっても、届けたい相手に正しく情報が伝わらなければ良いものとは言えません。

色について日々学び、配色の引き出しを増やすことももちろん大切ですが、そこに至るまでにデザインの目的やターゲット、コンセプトを明確にする必要があります。

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ターゲットや目的の明確化はもちろん大切...とはいえ、色についてもっと知識を深めたい!こだわりたい!という方もいるのではないでしょうか。
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