夏が終わる
今日娘となぜかSMAPの話になって、『joy!!』を聴いてみたら懐かしくてキュンとなった。
この曲が発売されたとき、わたしは専業主婦だった。
娘はまだ幼く、息子は赤ちゃんだった。
小さく握ったおにぎりを持って公園に行ったり、ラジオから流れる曲に合わせて踊ったり、毎晩本を読み聞かせて寝たりした。
わたしの人生のなかで最も時間がゆるやかに流れていた時だ。
できるならあのまま優雅に専業主婦でいて、子供とのんびり毎日を過ごしたかった。けれど経済的な事情により、働くことになった。
それからの毎日はとにかく忙しく、ほんとうは、できるなら、働きたくないという気持ちをずっと持ち続けて今に至る。
じゃあやめれば?と簡単に言う人もいるが、そうはいかない。
子供を大切に思うように夫のことも大切なのだ。
夫は自営業で収入がかなり変動する。
「仕事をやめて家にいたい」とわたしが言ったら「いいよ」というだろう。
かなりきついが生活はなんとかできる。
でもそれでは夫に負担がかかりすぎる。
夫がわたしを幸せにしようと思うのと同じようにわたしも夫を支えたいのだ。
だから働いている。
どうにかなるさ人生は 明るい歌でも歌っていくのさ joy!! joy!!
ああ、楽しかったな専業主婦。
でもこれからの子供たちのためにもしっかり稼がなくては。
にしても、もっと楽しく仕事をすることはできないだろうか。
このままでは心は屍のようにただ体を職場に持っていき精神を抹殺して労働する機械になる。
とにかく接客業に疲れたので、なにか違うことをしようかと考えている。
秋に新しいことをはじめようと企んでいて、その準備を少しずつしている。
暑すぎてなにもかもいやんなるから、はやく涼しくなってほしい。
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