【あるあるネタ】リクルートを辞めて転職して失敗
リクルートはある種の"キャリアの修行場"と捉えられることは少なくありません。
「リクルートで結果を出して市場価値を高めて次のステップへ」
「起業するためにリクルートで力をつけるぞ!」
このような考えでリクルートに入社してくる人の割合はとても多いと思います。
では、実際に彼らがリクルートで働いた後にどのようなキャリアを歩むのでしょうか?
その後のキャリアはもちろん人それぞれ、数え切れないほどの様々なパターンがありますが、リクルートから転職していく人で、よくある失敗のケースについてご紹介したいと思います。
リクルートからの転職失敗あるある
ぼくはリクルートに中途で入社しているので、リクルートという会社の良さを理解しているつもりです。
給料水準、人間関係の良さ、社内制度の充実、、、総合的に考えてリクルートという会社の環境を超える会社は少ないと思います。
特に”人”という観点で言うと、優秀な人が多く、良いヤツばかりで、最高です。
リクルートには単なる優秀な人ではなく、「他の会社だったら評価されていないだろうな」みたいなぶっ飛んだやつもいたりするので、まさに総合格闘技のような場所。
リクルートの社員の特徴としては挙げられるのが、「自己承認欲求強め」「自信と行動力がある」「ちょっと危なっかしい」みたいな感じですね。
特に「自己承認欲求の強さ」は多くの社員に見られます。
よく社外の人から「リクルートは全員MVP」「みんな新規事業をやったと言う」など揶揄されることが、”自己承認欲求の強さ”を表しているのではないでしょうか
しかし、リクルートには様々な特徴を持った人が集まっており、活躍できる人はほんのわずか一部です。
そうすると、自己承認欲求の強いリクルートの人は「他の場所ではもっと評価されるはずだ!」「今の仕事が合ってないだけ」みたいな考えになり、転職を決意します。
もちろん、環境を変えることで上手く行く人はいますが、ほとんどの人が「リクルートの方が良かったな・・」となります。
(プライドが高いので、口に出して言いませんが)
ただ、このようなケースはリクルートではなくても、他の会社でもよくある転職の失敗のパターンですね。
さて、問題なのは、リクルートでそこそこ評価されていた人が転職して失敗するケースです。
前述の通り、リクルートには優秀な人が多く、その中で活躍ができると大きな自信になり、それが「俺って社外に出たらもっと稼げるんじゃね?」となっていきます。
実際、20代後半で辞める人の多くはそのような思考で勢いよく出ていきますが、転職した人に待っているのは想像と異なる”世の中の会社の環境”です。
リクルートのように優秀で性格も良い人ばかりなんてことはないし、仕事をするにつれてリクルートの看板の重みをひしひしと感じるし、待遇の違いにびっくりします。
実際、リクルートの次の転職先の会社で半年未満で退職するケースは非常に多いです。
それだけ、ギャップの大きさに戸惑いがあったということだと思います。
新卒でリクルートに入ると、その環境の尊さを感じづらいのは、かえってデメリットかもしれませんね。
だからこそ、リクルートの社員に限らず、自分の今いる環境に感謝をして日々精進することが大切ですね