自分のフィルターに気付く方法

人はそれぞれ「思考のフィルター」を持っています。

現実世界で起こる全ての出来事は単なる出来事であり、それ自体には意味はありません。
意味を作っているのは個々の人間の思考です。

思考のフィルターとはどんなものか、例を挙げて説明します。

例えば、友人が新車を購入したことを話してくれた時
・新車が購入できていいな、自分には新車なんて買えない→お金のフィルター
・ローンを払わないといけないし、ぶつけたりしたらめちゃショックだし、別に中古車でも良くない？→否定のフィルター
・奥さんや子どもを乗せてドライブとか行くのかな？いいなぁ自分には恋人もいない→恋愛や結婚のフィルター
・新車を購入して嬉しいよね！なんか自分も嬉しくなってきた！素敵なことを教えてくれてありがたい→愛と感謝のフィルター

こんな感じで、人は思考のフィルターを通して何かを感じて心を動かしています。
１つだけのフィルターではなく様々なフィルターを持っています。

フィルターに気付く方法は、このように何かの出来事に対してどんな思考がパッと浮かぶかを観察してみることです。
そして、フィルターを通して感じていることがあなたの今の現実世界にそのまま反映されています。

もしあなたが今の現実世界に満足していないなら、フィルターを取り換えてしまいましょう。
フィルターの取り換えには練習が必要です。
思考の反応をよくよく観察して「こういう反応ではなく、こんな風に反応するほうが自分としては良いなぁ」と思う反応を見つけ出してみましょう。

フィルターが変われば思考の反応そのものが変わります。
思考の反応が変わるということは様々な出来事に対しての感情が変わりますから、それに伴って現実世界もあなたが望むものへと変わっていくということです。