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HANDY MONSTERS 映像化企画 作る上で何を超えるべきか
さて、ここでは、この映像化企画の現時点の懸念事項について記そう。
この映像化企画には、不確定要素が山のようにある。クラウドファンディングで集まる金額は、たとえ漫画原作のアニメであっても、テレビアニメ1話分(1000万〜2000万円、この予算でも、日本の映像業界はブラック産業と言われる)を作るのが限界だ。
一応、そのぐらいの予算が事前に集まった上で、あのように考えたが、残念ながらはんもんは、僕がいくらTwitterで呟き、紹介記事を書いても、世間での知名度がほぼ皆無に等しいコンテンツである。闇雲にやれば、クラウドファンディングなど始める前から暗礁に乗り上げるだろう。
また、あれだけ熱心に語ったシリーズ化構想も、著作権のハードルがとてつもなく高い。丁寧にやらなければ、はんもんそのものを終わらせかねない。
今まで書いてきたプラン通りに行かないどころか、かなりダウンサイジングしないといけないことは承知している。あれ以上物語やテーマのスケールを小さくしたら、映像作品として作りがいも見応えもないものになりそうだが…
それでも僕は、この作品を作りたい。
僕がpixivで、始めてはんもんたちを見たときの感動を、多くの人たちに知ってもらいたい。そして、彼らの目を通して、閉塞感すらある世界の人々に、何かを語ることができるのではないか。
そんな作品を作りたいからこそ、多くの方々の支援、応援、助けが必要だ。
単に資金面で助けてほしいというだけの話ではない。この映像化企画を確実に実現させるためにも、日本中のはんもんユーザーさんだけでなく、これを読んでくれている方々の意見を広く聞きたい。
だからこそ、僕か書いてきたこの映像化企画の一覧を、頭がおかしくなったオオカミ少年の戯言と受け取らず、どうか真剣に考えてほしい。
多くの人たちが賛同してくれるその日まで、僕は一人、技術に磨きをかけていく所存だ。