あきらめず
災害や老朽化などの理由により、倒れてしまった木。
何らかの理由により切られる、街路樹。
様々な事情により切られた、庭木。
それを運び易くする為に既に短く、丸太となっているものを譲り受ける
機会があります。
そこに時折、新芽があります。
丸太は横たわっているのに、
上は、こちら、
空は、こちら、
光は、こちら、とでもいうように、丸太の向きなど物ともせずに
自分の信じる方向へと大きく手を広げるように、幾つもの葉を
精一杯に、伸ばしている様子が見られるのです。
"あきらめない" と、そう言っているかのように。