橋田ドラマ

橋田壽賀子氏が亡くなりました。
私が50歳ですから、氏の全盛期を共に生きてきたと言っても過言でも無いんですが…
一度も観たことありません、観たことなくてもキャスティングは知ってるんです。
京塚昌子、相良直美、岡本信人、水前寺清子…
橋田ファミリーと言えるでしょう、母が観てたのを横目に見てたのかもしれない。

私が評するなら「何も起こらないドラマ」です。
家族の人間関係ドラマなのでしょうが、"義理のお母さんが口うるさい"とか"お姉ちゃんが反抗期"って事件ですか?
ただの、当たり前の、ありきたりの、つまらない日常ではなかろうか?
あんなことを興味深く観られるのが理解出来ない。

"事件"って殺人事件か、犯人が立て篭もるか、ウイルス原因で世界がゾンビ化するか、悪の秘密結社が世界征服を企んでいるか、マイカーが突然人型ロボットになって「あー、どうも。僕らサイバトロン言いますねん」
これがまさに"事件"です。
ちょっとアホな子に聞こえるかもしれませんが(笑)

超酒乱の祖父が多額の借金を抱えたまま死んで、
母親が中学を卒業してすぐ奉公で働いて、
祖母は認知症でJRに飛び込んで、
父親は毎日酒飲んで暴れて朝まで母親と取っ組み合いをして(父親は若干知的弱者)
そんな環境で育った私にとっては「ふーん」以外の感想が出てこない。

あのドラマってどんな層が観てたんだろうか?

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