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映画「夜の外側 イタリアを震撼させた55日間」

ネタばれを含みます(?)のでご注意ください。
見てきました「夜の外側 イタリアを震撼させた55日間」。
途中でちょっとだけウトウトしちゃったのですが…。

鑑賞のきっかけは話すと長いのですが、長編映画は「ショア」以来。
同じ映画館で鑑賞しました。

映画の舞台である首相の拉致事件が起こったとき、私はまだ生まれていなくて、世界史選択だったはずなのですが、恥ずかしながら学んだ記憶もなく、たとえ一部がフィクションであったとしても、事実とそれを取り巻く環境を知ることができて本当に面白かったです。

どの国も大変なんだな。
最近私がよくつぶやくフレーズ。
日本もめちゃくちゃ大変だけど、どうやら他も大変そうだと…。

この映画の前に、「ソウルの春」を見ていて、その時もしみじみ思ったのです。日本、中国、アメリカ、ロシア、ウクライナ、イギリス、パレスチナやイスラエルなどなど、私が知らないだけで、きっといろんな国がいろんな問題を抱えていて、もがいているというか…、普段の生活からは感じないであろう、報道の裏側というか、根本的な原因というやつですね。

宇宙からみたら大したことないのかもしれません。人類の何千万年の歴史からみたら、ちっぽけなことかもしれません。これまでの歴史の中で、似たようなことが幾度となく繰り返されていたのかもしれません。気づいていないだけで、みんないろんなもの背負っているんだなって。背負ってることを意識するかどうか、それがいいのか悪いのかは別にどうでもよくて…この世に生まれてくるってそういうことをはらんでいるのかと思うと、生きることにとてつもなく興味を感じます。

私は自称無神論者です。
外国人の友人から宗教を聞かれても、仏教徒だとは言いません。高校時代の世界史の先生は、仏教徒だと言っておくのが良い、と言っていましたが、特に必要ない(身の危険がない)と判断すれば、無神論者、自分以外信じてない、と言います。
この映画はキリスト教が深く深くかかわっているので、クリスチャンの方が見たらもっともっと違う見方ができると思うし、深い考察ができるのかもしれません。いいかげん、聖書の勉強をしないといけないですね。
宗教関係なく、1つの歴史映画としての感想が言えたとしても、宗教的な視点から、違うよ、こういう解釈なんだよ、と指摘される可能性も高いのかなと思いました。イタリア人と一緒に観れたらいいね!
人それぞれバックグラウンドは違うし、どういう意見であっても、それを否定する権利は誰にもないと思うから、自由に感想を持っていいと思うけれど、キリスト教のことをもっとわかっていたら、もっともっとおもしろいんだろうなというのが正直な感想。そして、政治家はどこの国もみんな同じなのか、ということ。

私が赤い旅団のメンバーだったら、絶対に〇さない。メリット・デメリットを可視化してメンバー全員で共有。仲介役になって、もともとの目標達成のために影で動くかな。

日本でも、だれかこういう映画作ってくれないのかな。そもそも日本では題材になるような事件がないのか…?いや、ありそう。忖度メディアが支配する日本では、きっとこういう映画ができたとしても、干されておわってしまうのかも…。海外の出来事だけど、こういう映画はこれからもどんどん観たいなって思いました。


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