2024年の債券投資のポイント【お客様からの質問シリーズ㉗】
明けましておめでとうございます。
ウェルスパートナー(https://wealth-partner-re.com/)で富裕層向けIFAをしている藤村大星(https://twitter.com/wp_fujimura)と申します。
2023年末にかけて、米国債利回りが低下してきていて債券投資は2023年のようにはいかない予感がします。今回は「2024年の債券投資のポイント」について書いてみたので年末年始でやる事がない方もぜひご一読いただけると幸いです。
(1)金利低下のスタート
米国の雇用統計や経済指標などが軟調になりつつあり、「高金利はいつまで継続するのか」から「利下げがいつ始まるのか」に焦点が変わってきていると感じます。
実際に3月頃から利下げの予想が多数を占めていて、前倒しで債券が買われて利回りが下がっています。
今後金利が下がっていくと予想する中での債券投資のポイントは長期債を中心としたポートフォリオ構築ができるかだと思います。
長期債を中心としたポートフォリオ構築によって、ある程度の利回りを長期間確定させることが可能なので、いまのうちにすべきことかと思います。
長期債投資のポイントは以下の記事でまとめたので併せてご覧ください。
(2)円高への備え
短期的な見通しでは、円高になるとお考えの方が多いのではないでしょうか。円高になりそうな理由としては、米国の利下げによるドル売り円買い・日銀の金融政策変更への期待が挙げられます。
以下のチャートは約3年間のドル円(赤)と米国10年国債利回り(青)のチャートです。チャートから米国債利回りと為替は連動して動く性質があることが分かります。よって、円高局面では米国債利回りは低下(債券価格は上昇)している可能性があります。
このことから、長期債の価格上昇が円高を打ち消す可能性があるため、長期債を保有することで円高へ備えることが可能です。
(日銀の金融政策変更のみが起こった場合は債券利回りは変化せずに為替だけが大きく円高に動く可能性もあります。)
(3)劣後債と低格付け債の活用がポイントになる
高金利下では、米国債や普通社債が中心の債券ポートフォリオでも利回り5%を達成できていましたが、金利が下がっていくであろう今後はどうでしょうか。
利回りが下がっていくとなると米国債や普通社債が中心では目標利回りを達成できない環境になるのではないかと思います。
なので、今後は「劣後債と低格付け債の活用」がポイントになるのではないかと思っています。劣後債と低格付け債ついては別の記事で書こうと思います。
(4)まとめ
今回は2024年の債券投資のポイントについてでした。あまりいい環境とは言えないかもしれないですが、外貨に分散しつつ安定したインカムゲインを獲得するという点は債券の大きな強みですし、富裕層の方は今後も要注目です。
無料の個別面談を実施しております。
無料個別相談は、お客様の資産状況やお悩み、投資に対するお考えをお伺いしながらアドバイスやご提案をさせて頂きます。
個別面談のお申し込みは以下フォームかXのDMからお申し込みいただければ幸いです。
今後ともよろしくお願い致します。
<ご注意事項>
・当社の所属金融商品取引業者等は株式会社SBI証券、エアーズシー証券株式会社です。
・当社は所属金融商品取引業者等の代理権は有しません。
・当社はいかなる名目によるかを問わず、その行う金融商品仲介業に関して、お客様から金銭および有価証券のお預かりを行いません。
・各商品等へのご投資には、商品毎に所定の手数料や必要経費等をご負担いただく場合があります。また、各商品等は価格の変動等により損失が生じるおそれがあります。各商品等への投資に際してご負担いただく手数料等及びリスクは商品毎に異なりますので、詳細につきましては、WEBサイトの当該商品等のページ、金融商品取引法等に係る表示又は契約締結前交付書面等をご確認ください。
[金融商品仲介業者]
商号等:株式会社ウェルス・パートナー登録番号:関東財務局長(金仲)第 810号
[所属金融商品取引業者]
商号等:株式会社SBI証券 金融商品取引業者 登録番号:関東財務局長(金商)第44号、商品先物取
引業者 加入協会:日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会、一般社団法人日本STO協会、日本商品先物取引協会
商号等:エアーズシー証券株式会社 金融商品取引業者 登録番号:関東財務局長(金商)第 33号
加入協会:日本証券業協会