最新の各社の証券担保ローン事情（8月更新）【お客様からの質問シリーズ㊸】
こんにちは
ウェルスパートナー（https://wealth-partner-re.com/）で富裕層向けIFAをしている藤村大星（https://twitter.com/wp_fujimura）と申します。
最新の証券担保ローンの情報をまとめました。
情報が集まり次第、更新していく予定なので情報をお持ちの方がいれば共有いただけると幸いです。
＊今回は外債担保ローンがメインになります。
上場企業オーナーの証券担保ローン活用の場合だと、異なるので要注意です。
（１）証券担保ローンを取り巻く環境
YouTubeやSNS広告で証券担保ローンを目にすることが増え、少し前よりメジャーなものになりつつあります。
そのため、各社問い合わせも増えているようで、富裕層でも審査までのスピードは遅くなっており、迅速な借入は難しくなっていると感じます。
特にスピードを重視する富裕層であれば、野村やUBSのような対面オンリーのところが良いかもしれません。金利に関しては、あまり変化はなさそうです。今後日銀が追加利上げしたら上昇するかもしれないので要注意です。
＊2024年8月追記
日銀利上げに伴い、借入金利はどこも上がっている印象です。
以下の記事で日系証券会社の証券担保ローンの特徴について書いています。
↓日系証券会社と外資プライベートバンクの違い↓
（２）JTG証券
昔は旅行会社のHISが親会社でしたが、現在はJトラストグループが親会社の証券会社。証券担保ローンがきっかけで知名度を上げた印象です。
・インスタの広告を出していたりとかなり積極的にやっていたようだが、最近は融資先をかなり絞っている様子。
・LTV55％以下
・金利は年0.9％～年3.0％(固定金利、別途手数料あり)
・ローンの更新に手数料がかかるのが大きなデメリット。
・資産管理会社で活用することも可能だが、個人と一体ではなく資産管理会社でしか見てくれないらしい。
（３）野村證券
野村證券は３つコースがあるようです。
顧客に配布している資料ベースの情報になります。何か間違いがあれば共有いただけると幸いです。
野村證券も日銀利上げに伴い、借入金利はどこも上がっているようです。
・Webローン（誰でもできる）
・ 最低借入額10万円から活用できる。
・金利も1.5%とそこまで高くないので使いやすい。
プレミアムローン（富裕層向け）
・支店での利用が基本
・対象顧客は純資産4億円以上
・借入限度額：1億円〜5億円
・経常収支の20倍
・純資産の30%
・野村證券の預かり資産の50%・金利は1.2%前後（今はもう少し高い？）
・金利は1.75%
・「借入枠」のみ設定することが可能。好きなタイミングで借りることができる。
⚠️法人（資産管理会社を含めて）だとローンは使えない？子供が株主の資産管理会社のみ不可能？
PBローン（超富裕層向け）
・外資PBのような使い勝手の良さ。
・対象顧客は純資産15億円以上（実際はもっと資産が必要らしい）
・最大融資額は150億円程度
・諸条件は相対
・「借入枠」のみ設定することが可能。好きなタイミングで借りることができる。
（４）東海東京証券
名古屋の証券会社です。準大手の位置付けになります。名古屋駅に大きな広告があります。
どの証券会社も富裕層向けにシフトしていますが、東海東京はオルクドールや証券担保ローンの活用など他社とは違う戦略が特徴です。
⚠️2024年6月末時点でIFA経由の新規受付は中止のようです。
・JTGでできなくなった分、流れてきている様子。そのため審査などにかなり時間がかかっているらしくスピード感はない。
借入金額1億円以下：1%台後半が目安
借入金額1億円以上：1%台前半が目安
・米国債はLTV75%
・社債はLTV50%（BBB以上の普通社債のみ）
・法人（資産管理会社）での活用も可能なのが強み。個人と一体で見てくれる。
・子供が株主でも活用が可能なのは東海東京のみ？
・野村のように「借入枠」のみ設定することはできない
（５）UBS SuMi TRUST
スイスPBのUBSと三井住友信託銀行が連携して作った会社。外資PBで日本で活動しているのはUBSくらい。
・口座開設に2億円以上の預入が必要
・法人（資産管理会社）での活用も可能だが、子供が株主だと使えないらしい？
あまり情報がないので情報募集中です。
（６）あかつき証券
使えることしか知らないので情報募集中です。
（７）マネックス証券
使えることしか知らないので情報募集中です。
他に資産運用に関する記事を書いています。
以下のリンクが目次になるので併せてご覧ください。
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商号等：東海東京証券株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長（金商）第140号
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融 商品取引業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人日本STO協会
商号等：エアーズシー証券株式会社 金融商品取引業者 登録番号：関東財務局長（金商）第33号
加入協会：日本証券業協会