格付けの変更について【債券の基礎シリーズ㉙】
こんにちは
ウェルスパートナー(https://wealth-partner-re.com/)で富裕層向けIFAをしている藤村大星(https://twitter.com/wp_fujimura)と申します。
今回は格付けの変更が与える影響や格付け変更の流れについて解説します。
(1)格付けとは
格付け会社が発行体や債券の「信用リスク」を客観的に示してランク付けしたものです。債券投資の際には必ず目にするものでとても重要です。
格付けが高いほどリスクは低く、低いほどリスクが高くなります。
詳しくは以下の記事で詳しく解説しています。
(2)格付け変更について
格付けはずっと同じではなく、発行体の財務状況や事業環境等の様々なポイントから見直しがされることがあります。
最近だと、収益性低下の懸念からS&PとMoody'sがアメリカのIT企業のインテルの発行体格付けを1ランク下げています。
・格付け変更の流れ
格付けは突然変更されるわけではなく、格付け会社が調査した上で判断をします。
プラスの方向で見直している場合の「ポジティブ」と、マイナスの方向で見直している場合の「ネガティブ」、格上げ・格下げ・据え置きのいずれの可能性もある「流動的」があります。
いきなり格付が変化するということではなく、あらかじめ調査中であることが明示されています。
債券投資の際は格付けを確認することはあると思いますが、格付け会社から調査をされているのかも確認できたら格付けの変更が起こっても慌てずに済みます。
⭕️ 格下げされた場合は、信用力の低下から一般的に債券は売られてしまうため価格は下がることが多いです。
格上げの場合はその逆で信用力の上昇から一般的に債券は買われて価格が上昇することが多いです。
⭕️ 価格が下がるということ利回りが上昇するため、投資するにはチャンスとも捉えることができますが、なぜ格下げされたのか・今後はどうなるのかを分析した上でしっかり見極める必要があります。
以上、格付けの変更についてでした。
他に資産運用に関する記事を書いています。
以下のリンクが目次になるので併せてご覧ください。
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