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なぜ0.5%の利下げだったのに金利上昇したのか【お客様からの質問シリーズ67】
こんにちは
ウェルスパートナー(https://wealth-partner-re.com/)で富裕層向けIFAをしている藤村大星(https://twitter.com/wp_fujimura)と申します。
9月のFOMCで0.5%の利下げが決まりました。
その結果、米国債利回りは下がると予想していた方も多かったのではないでしょうか。
今回は0.5%の利下げだったのに金利上昇した理由について解説します。
(1)事前予想
最初は0.25%の利下げの予想が多かったのですが、途中から0.5%の利下げについて言及され、FOMC前には0.5%の利下げを6割程度織り込んでいたことによりサプライズは無かったです。
しかし利下げが起こるのであれば、米国債利回りは低下し、円高が進むはずだと思った方も多いのではないでしょうか。
(2)FOMC参加者の見通しの変化
0.5%の利下げといったかなりハイペースな利下げの判断をしたにも関わらず、米国債利回りは4%近くまで上昇し、円安が進んでいます。
その要因としてFOMC参加者の見通しの変化が挙げられます。
以下の図は2024年9月FOMC時点の政策金利の見通しです。
25bpの利下げ回数について、2024年は1回から2回に増え、2025年は4回で変わらず、2026年は4回から2回に減少しました。景気を熱しも冷やしもしない「中立金利」を意味する「Longer run」は2.75%から2.875%に上昇しました。
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「Longer run」の上昇が大きなポイントです。
「Longer run」は「利下げの最終ゴール」のようなものです。
⭕️ 短期的な利下げ幅は大きくなりましたが、「最終的な政策金利は思っていたよりも高い水準で推移する可能性が高い」と市場は判断して金利上昇に繋がりました。
以上、なぜ0.5%の利下げだったのに金利上昇したのかでした。
他に資産運用に関する記事を書いています。
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