長期債選びのポイント【お客様からの質問シリーズ㉜】
こんにちは
ウェルスパートナー(https://wealth-partner-re.com/)で富裕層向けIFAをしている藤村大星(https://twitter.com/wp_fujimura)と申します。
米国債利回りが高止まりしているため、長期債への関心は増すばかりだと思います。今回は長期債投資のポイントについて解説しています。
(1)発行体格付けBBB+やA-以上が良い
長期債は満期が10年後や20年後でかなり先になります。満期保有前提であれば投資した発行体が破綻することが一番のリスクです。
そのため破綻リスクが低い発行体を選ぶ必要があります。そこで発行体の信用力を客観的に示したものが格付けです。
格付けBBB-(Baa)以上の債券を投資適格債といい、相対的に信用力が高く、債務不履行(デフォルト)リスクの低い債券のことを指します。債券投資の際は基本的には投資適格債への投資をおすすめします。
以下の図は格付けごとの平均累積デフォルト率を示しています。
。デフォルト率は調査期間が長ければ長いほど上昇します。
BBBでもデフォルト率は10年で3%なのでそこまで高くはないですが、長期債投資の場合は、償還まで20年以内はBBB+、20年以上はA-以上の格付けの債券といった形でリスク管理をしましょう。
(2)できれば普通社債から選ぶ
債券種類ごとにリスクや弁済順位(破綻時のお金が返ってくる順番)が異なります。
債券の中では普通社債が弁済順位が一番高く、リスクが上乗せされた債券ほど弁済順位は遅いです。
投資する時点では、未来のことは分かりません。現在は安泰だとしても10年後や20年はどうなっているかは分かりません。
あらゆる可能性も考慮して、20年以上の長期債投資の際は弁済順位が一番早い普通社債での投資をおすすめします。
(3)比率を高めすぎない
長期債の比率を高めるということは償還までの長い期間、発行体の破綻リスクを背負い続けることになります。
コロナショックやリーマンショックのような局面は10年に1度くらいはきますし、身動きが取れなくなる可能性があるので、債券ポートフォリオ構築の際は、長期債が中心ではあるもののメリットに飛びついて集中投資することは避けた上で、様々な年数の債券へ投資をしてバランスの良いポートフォリオを作るようにしましょう。
(4)まとめ
今回は長期債投資の注意点についてでした。メリットだけではなく、注意点も理解した上で投資するようにしましょう。
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