会社売却富裕層と相性の良い投資先【お客様からの質問シリーズ㉔】
こんにちは
ウェルスパートナー(https://wealth-partner-re.com/)で富裕層向けIFAをしている藤村大星(https://twitter.com/wp_fujimura)と申します。
今回は前回の続きです。前回の記事で「会社売却富裕層が資産運用で重視していること」について書いたので、まずこちらの記事を読んでいただくとより分かりやすいと思います。
今回は「会社売却した富裕層と相性の良い投資先」についてを書こうと思います。
(1)会社売却オーナーと相性の良い投資先
主な投資先として、先進国株式、先進国債券、国内不動産が挙げられますが、投資する資産によって会社売却富裕層との相性があります。
会社売却した方の共通する悩みごとに各資産との相性をまとめています。
・役員報酬の代わりが欲しい
先進国株式:株式はキャピタルゲインを狙うために投資する資産です。値動きもある上に業績次第では減配の可能性もあるため、役員報酬の代わりとしては相性は悪いです。
先進国債券:債券はインカムゲイン目的で投資する資産です。為替変動リスクはありますが一定の時期に決まった金額のインカムゲインを獲得することができるので役員報酬の代わりとして相性は良いです。
国内不動産:国内不動産もインカムゲイン目的で投資する資産です。空室が出ない限り安定的にインカムゲインを獲得することができるので相性は良いです。
・安定した運用がしたい
先進国株式:期待リターンも高い分、値動きが激しい資産に分類されるので安定した運用との相性は悪いです。
先進国債券:日々の価格の変動はありますが、株式ほどの変動はない上に償還があるので安定した運用との相性は良いです。
国内不動産:日々価格が大きく変動したりするものではなく、安定した値動きなので安定した運用との相性は良いです。
・手間をかけたくない
先進国株式:個別株でデイトレをする場合は手間はかかりますが、長期間を見据えた積立投資の場合は手間はそこまでかからないため、手間をかけたくない方との相性は良いです。
先進国債券:償還までは何もする必要がないですし、償還後も債券へ再投資するだけなので、手間をかけたくない方との相性は良いです。
国内不動産:投資後にも管理会社のやり取りが必要になったり、修繕が必要であったり他の資産と比べて管理の手間がかかるので、手間をかけたくない方との相性は悪いです。
・外貨へ分散したい
先進国株式:米国ETFを活用すれば外貨建てで投資ができるので外貨への分散との相性は良いです。
先進国債券:米ドルを中心とした外貨建て債券が中心になるので外貨への分散との相性は良いです。
国内不動産:円での投資になり、外貨への分散はできないため相性は悪いです。
(2)相性の良い資産は・・・・
会社売却富裕層と相性の良い資産は「守りの資産運用」ができる先進国債券と国内不動産です。
先進国債券と国内不動産からインカムゲインを受け取りながら、安定的な資産運用が可能で、この2つの資産を中心に「守りのポートフォリオ」を構築することが多いです。
インカムゲインの使い方も自由なので生活資金にしたり、再投資してさらなる成長を狙ったりなど選択肢も豊富です。
(3)まとめ
今回は「会社売却した富裕層と相性の良い投資先」についてでした。
守りのポートフォリオを構築して運用をするので面白さには欠けますが、会社売却して得た虎の子の資産なので安定した資産へ投資しましょう。
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