劣後債などのハイブリッド証券はどれくらいポートフォリオに入れればいい?【お客様からの質問シリーズ⑯】
こんにちは
ウェルスパートナー(https://wealth-partner-re.com/)で富裕層向けIFAをしている藤村大星(https://twitter.com/wp_fujimura)と申します。
劣後債・永久劣後債・CoCo債などをハイブリッド証券と呼びます。ハイブリッド証券は普通社債よりもリスクが高い分、利回りも高いので目標リターン次第ではポートフォリオに必要不可欠です。
「ポートフォリオ構築の際に劣後債などのハイブリッド証券はどれくらいポートフォリオに入れればいい?」とご質問をいただいたので書いていこうと思います。
(1)ハイブリッド証券とは
株式と債券の性質を持ち合わせた債券をハイブリッド証券と呼びます。
劣後債・永久劣後債・CoCo債が該当します。以下の記事でハイブリッド証券について詳しく書いたのでご覧いただけると幸いです。
(2)目標利回りが高い場合に必要
ハイブリッド証券が必要な場合は目標利回りが高い場合です。
現在の水準であれば5%台後半以上の利回りを狙う場合は必要になるケースが多いです。
そのような場合は、普通社債中心でポートフォリオを組みつつ、足りないところをハイブリッド証券で補い、ポートフォリオの平均利回りを高めます。
現在の環境であれば債券格付けBBB-以上の普通社債でも5%前後の利回りを狙うことは可能です。永久劣後債やCoCo債を組み込まなくても高い利回りが狙えるので良い債券投資環境だと思います。
(3)普通社債では足りない部分を補う役割
普通社債だけでポートフォリオを組もうとすると投資できる債券の数も少なくなるので、分散の観点でどこかしらで壁にぶつかると思います。
そのような時は普通社債を軸で組みつつ、利回り・残存年数・業種の分散で足りない点をハイブリッド証券で補いましょう。優先順位は劣後債>永久劣後債>CoCo債です。債券格付けがBBB-以上の劣後債であれば積極的に組み込んでもいいと思います。
(4)まとめ
今回は「劣後債などのハイブリッド証券はどれくらいポートフォリオに入れればいいか」についてでした。現在は高格付けの普通社債でもある程度の利回りは期待できるので普通社債を中心に様々な債券に分散投資することをおすすめします。
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