表彰制度とエンゲージメント
社内表彰で高まる仕事への熱意 小阪玄次郎氏
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD066CA0W1A900C2000000/
従業員のエンゲージメントをいかにして高めるかが、日本企業の課題の1つである。
※エンゲージメントと従業員満足度は似て非なるものである。
従業員満足度は従業員は喜んでいるが、会社に対して愛着を持っていたり、仕事に対してコミットしているかはまた別問題で会社業績との相関は薄い一方、エンゲージメントは「会社のために頑張りたい」など会社に対してのつながりが意識されており、業績への相関が高いとされている。
その中で、サイバーエージェントの協力の元、会社表彰制度がエンゲージメントとどう関係があるか調査したところ、表彰によりエンゲージメントが高まるという研究結果が出たということだ。
表彰制度は私自身の会社にもあるが、仕事をする上で励みになるし、過去振り返ってみても表彰されて喜ばない人はいない。
私は営業職なので業績が分かりやすく見え、称賛される場面も多いが特にミドル・バックなど会社への貢献が見えにくい部門の方はこうした表彰制度でものすごく喜んでいる姿(時に涙している姿)を何度も嬉しくもあるし、自身の励みにもなる。
さて、この表彰制度。
使い方によっては会社の方向性を示すいいツールにもなると考えている。
例えば私の所属する会社では、業績ももちろんだが、仕事のプロセスをプレゼンして、それを投票する形式の表彰制度がある。
毎年1~2回。自身の仕事を振り返りができたり、次年度はよりクオリティを高めようと励みになる表彰制度だ(但し準備は相当に大変だ)
居酒屋甲子園も同様の表彰制度だ。
売上・利益ではなく、どうお客様に喜んでもらうか。そのための工夫や情熱をプレゼンする。これを目指して仕事することでマンネリではなく、日々情熱を燃やして仕事ができる。
変わったところではUSJを立て直したことで有名な現株式会社刀に所属の森岡さんが表彰していた「スイング・ザ・バット」賞。
これは失敗してもいいので思い切った挑戦をした人に与えられる賞だ。
こうしたものがあると「挑戦する姿勢」が組織に育まれる。
話を最初に戻すが、表彰制度は組織活性化において重要なツールだなと改めて感じる記事だった。