人は弱さを知り強くなる


古賀稔彦さんの訃報。53歳という若さで驚きを隠せない。
私自身、柔道にそこまで詳しい人間ではないが、今の会社に転職する前に何げなく本屋で手に取った、古賀さんの著書「人は弱さを知り強くなる」は一つの道で世界一を目指すにあたっての気構えや自信を高めるメンタリティについてを綴った名著だと思う。

著書を読んだのは15年近く前だったが手帳に印象に残ったことをメモしていたので、引っ張り出してみた。

・決心…生きるか死ぬか。というところまで気持ちを高めて取り組むこと
・100%でよしとするか、あと一絞り。101%まで自分を追いつめるかが大きな差となる
・リスクより何もしていない自分を恐れなさい
・自分を信じるということは何かに頼りたい弱い自分に打ち克つ自分自身の戦い
・勝負に私情を挟んではいけない。挑まれた勝負は全力で勝ちに行く
・あくまで自分がどうなりたいか。自分で考えて、自分で練習メニューを決める。自主性をつける
・一流の上に超一流がある。一流の技・刀は日ごとから手入れしていないと錆びついてしまう
・「日本一」を意識して練習をした人が最後の最後では強い
・「無我の極致」雑念が全く入らず集中できる状態に自分を持っていく
・「オリンピックは参加するためにある」そんなことは絵空事。美辞麗句である。
・自主性を持った練習はうそをつかない。真に練習を積み重ねれば、自信は沸いてくる
・技というものに対してどこまで磨きをかけられるか。完成に近づくことができるか
・勝負というものに徹底的にこだわり、己を磨き込め

今読んでも胸が熱くなるし、仕事人としての気づかされることがある。
ご冥福をお祈りいたします

■人は弱さを知り強くなる 著:古賀稔彦
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