~問題解決入門~ 著:佐藤允一
問題解決入門という本を読んだ。
今でこそ「問題解決」という言葉は一般的になったが、この「問題解決」ということを深く掘り下げていったのが本書だ。
初心者にも分かりやすく解説されており、今まで日常で考えていた問題解決策もこの著書の内容を踏まえることでより奥行きを出すことができそうな一冊だ。(使いこなすには訓練は必要だが)
例えば、「そもそも問題とは何か?」
そこからこの著書は考えていく。
結論から言うと「理想と現実のギャップ」が問題として定義されているが、ここを間違うと、対策はまるっきり違うものになる。
そして、学校では問題は用意されている者だが、ビジネスの世界では「そもそも問題は何か?」「解くべき問題は何か?」を特定することが難しかったりする。
その他も
・問題と問題点はどう違うか?
※問題は1つしかないがその問題に付随して問題点は複数あることが多い
・目に見える問題と目に見えない問題がある
・制約条件には一時成約と絶対制約がある
・問題解決には当面策と根本策がある
など、日頃なんとなく考えていたことを体系立てて説明してくれている。
目の前の問題解決にこれらのフレームを使うことでより精度の高い問題解決策を考案できるであろう良書。
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