1兆ドルコーチ
GWも最終日。
本でも読もうと書店で平積みにしてあった「1兆ドルコーチ」を読む。
序文を見ると、ここで取り上げられているコーチ「ビル・キャンバス」はアメフトのコーチとしてはそこまで大きな成功ではなかったとのことだ。
強い人を抜擢できず、頑張る人を抜擢するなどかなり情の側面を重視していた人柄だったことが災いしているとこの本では言及しているが、それがビジネスにはとてもプラスに働いたとのことだ。
そして、著書の中で印象に残ったことは
「あらゆるマネージャーの最優先課題は、部下の幸せと成功を願うこと。眠れなくなるぐらい気に掛けること」
とある。
部下を幸せにさせることで結局は会社やその人に帰ってくる。
日本人が好きそうな言葉だが、アメリカでもそうしたことが取り上げられ、GAFAをはじめ多くの企業経営者から支持されていることを見ると、経営やチーム作りの原理原則は洋の東西問わず同じなんだなと考えてさせられる。
スポーツにおいてもコーチの役割は重要だが、(コーチより選手の方が技術・パフォーマンスは高い。でもコーチの存在は極めて重要だ)経営においても優れたコーチ(やメンター)が出てくることはとても喜ばしいことのように思う。