文読む月日 1月6日
SEMENTOS Gt.Vo / NINE SPICES 店長の藤村です。
すっかり春らしくなって来ました、裸の木から芽吹いていく様を観察したりしながら過ごしてます。
いつの間にか緑が生い茂って夏が近づいてくるんでしょうか。
歳をまた一つ重ねまして、感覚がどんどんじいさんになっていってる気がします。
今回紹介する本は、前回宣言したとおり、石井恵梨子さん著「僕らはまだ美しい夢を見てる 〜LOSTAGE20年史〜」です。
stiffslackのマンスリー購読者の方々であればもはや説明不要だし、もう読んだ方も多数かと思いますが、自分なりに思ったことなど綴ろうと思います。
初めてlostageの存在を知ったのは、10年前くらいだったかなぁ、下北沢ERAの久保寺さんに教えてもらってから聴くようになって、五味(兄)さんに初めて会ったのでは、前のバンドで奈良NEVERLANDにライブしに行ったときにThroat Recordsに寄ったときだったかなと思います。
コーヒー淹れてくれて、談笑して、PinbackとModest Mouseと割礼のCD買って帰ったんだったかなぁと記憶してます。間違えてたらすみません。
本の内容は、LOSTAGEの歴史どころか人生そのものが書かれた伝記というやつでしょうか。
主に五味(兄)さん視点からの話になりますが、LOSTAGEが現在の活動に至るまでの経緯がとても分かりやすい文章で書かれていて読みやすかったです。
そのときそのときの五味さんの頭の中、まさしく五味さんの思う”美しい夢”を除いてるような気分になりました。
その苦悩や葛藤、出来事、行為、家族や友人、その全てが美しい夢で、それは形を変えながらも続いて来たし、これからも続いていくということなのかなと、それはすなわち”生活”するということなのかなと思いました。
LOSTAGEのファンじゃなくても、音楽じゃなくても、何かを始めたいと考えている人にはオススメの一冊です。
まだレコ発ツアーで奈良行けてないので、SEMENTOSの活動再開したら行きたいです。はい。
やりたいことやってきやしょう。
来月は「ウナギが故郷に帰るとき」という本を読みたいと思います。
ではまた来月、よろしくどうぞ。