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文読む月日 1月8日

SEMENTOS Gt.Vo / NINE SPICES 店長の藤村です。


緊急事態宣言が続いてますが、変わらずやれることをひたすらやる毎日を送っています。

自家製のクラフトコーラがありがたいことに評判がいいおかげで、ギター弾くよりコーラ作ってる時間の方が長いです。

個人的にですが、コーヒー豆の焙煎もやりたいなという近頃、いつかオリジナルのブレンドコーヒーを作ってみたい。
いい感じに出来るようになったら物販にしようかな。


SSWのアライヨウコさんが吉祥寺に開店した喫茶「うろひびこ」のコーヒーがとても美味しいので益々感化されてます。

ネルドリップも習得したいところ。吉祥寺に来ることがあれば是非。

SSにもガチ目のミル置いてあったので今度行くときはコーヒーも飲みたい。


今回読んだ本は、「そもそも植物とは何か?」という本です。


フランスの哲学者、フロランス・ビュルガ著、田中裕子さん訳です。

植物について徹底的に哲学するという見出しに惹かれて購入。


主な話の軸は、植物には人や動物と同じように感覚や思考があるのか?という点に終始言及している内容でした。

結論から言うと「ない」らしいです。


著者はどちらかというと植物より動物に対しての研究家のようなのですが、かなり堅苦しい言い回しで、
終始、人や動物と植物は全く違う生命だ、ということを色々な角度からひたすら訴えてます。


読んでいて、正直途中からもう分かった分かったっていう気持ちになってました。


なんでまたこんなに執拗に否定したがるんだろうか?というところがむしろ気になったんですが、どうやら最近の植物研究家の方々は、草木は会話をしている、植物には痛みがあるとか、植物を人や動物に例えて説明する、要は「擬人化」している風潮がとにかく気にくわないみたいで、それらの意見を痛烈に批判してます。


「擬人化」といっても、アニメの感じのやつではなく、例えば歌詞などで植物の生態や見た目を人生や恋愛なんかに例えたりすることなども含まれるみたいです。

自分が詞を書く側なんで、読んでいると胸をぐさりと刺された気分になったり、まぁまぁそんな怒んなよという気持ちになったりしました。

とにかくしつこいくらい最初から最後まで批判です。


なので、今回は珍しくあんまりオススメはしないかなぁという本ですね。
説明の言い回しも分かりづらいですし。


あと思ったこととしては、哲学者に限らずですが、どうしてもカテゴライズしたいということに囚われているのかなぁと感じました。


まぁでもそこにルールを敷くにはカテゴライズしないといけないですし、あまりに細分化し過ぎても管理する側も大変でしょうし、難しい問題ですよね。


緊急事態宣言の内容なんかも言えてるというか、複合的な要素のある職種を一つのルールに当てはめられることのヤバさみたいものをここ1年ずっとくらってますし。


全てに辻褄が合うようなルールなんてまぁあるわけないんですが、結局母体の少ない、声の小さいところが割りを食うのは腹は立ちますね。


どうしたらみんなうまくいくんだろう?なんてことを学の無い頭でうだうだ考えてますが、もう全てを細分化して小さなコミュニティーだけでやりくりして、干渉し合うのやめたらえんちゃう?って結論にしかならなくて、要は自給自足の生活、身近な人たちを大切にするでええやんという感じです。そんなこと今更無理なんでしょうけど。

世の中、国内ですら複雑過ぎるしまとめんのとか無理やんとは思います。

常識とか一般論とかよく使われますけど、そんなもん実際は一つもないですからね。


とか言うて、自分まで著者みたいに色々批判し始めてるんでやめときます。
批判を見るとそれを批判したくなるってことなんですかね。


次回は「時間は存在しない」という本を読みたいと思います。

ではまた来月、よろしくどうぞ。


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