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文読む月日 1月1日

SEMENTOS G/V、新宿NINE SPICESの店長の藤村です。
 まさか自分がstiffslackのマンスリーにコラムを書くことになるとは夢にも思ってませんでしたが、 つらつらと書いてるってことはどうやら現実のようです。

ジャンルでいうところのEMOという音楽を聴くようになったのは20代後半(今35です)下北沢ERAでバイトし出した頃からでした、それまでEMOについては全くの無知でした。(あとで知ってたバンドでEMOに属するのかってのはありましたが)
なので、ここにコラムを書かせて頂くってのはなんだか場違いなんじゃないかと書きながら尻込みしてるんですが、 まぁ1人くらいそういうやついてもいいだろうって思うことにします。

ポジティブ大事、結果オーライ。

コラムのタイトルはトルストイというロシアの小説家の本から拝借しました。 最近読んだ本の話、「ヒトの社会の起源は動物たちが知っている」著者はアメリカの昆虫学者エドワード・O・ウィルソン、翻訳は小林由香利さんです。
どちらの方のことも特に何も知らないんですが、コロナ禍になりバンドは当初予定していたリリースやツアーは延期になり、仕事は危機的状況に陥り、一体どうすればいいんだろうと思いながらわけもわからず奔走しまくっていたときに、ふらっと家の近くの本屋の新刊コーナーをぼんやり眺めていたら目に止まって、手に取り、前説を読んだら、哲学者には一生解けなかった命題を俺は解いてやった!ばりのことを書いてあったので、何だか興味が湧き衝動買い。久しぶりに本買いました。

 文中は、生物学の専門用語が飛び交っていたので、読み進めるのを何度か諦めかけたんですが、せっかく久しぶりに買ったしwikipedia先生に頼りつつ何となく言いたいことがわかればいいや、などと思い何とか読破。 内容はめちゃくちゃ簡単に言うと ”人類の社会はどのような要因で形成されたのか” というものでした。(多分)

 その中で出てくる自然選択と集団選択という理論があるのですが、自然選択は、厳しい自然環境の中で生き残るためにそれに適応するように進化すること、集団選択は、種全体がその維持、利益、繁栄ために行動することの概念らしいです。
それを裏付ける証拠となり得るのが太古からの進化の過程に潜んでますって説明を、ご丁寧に地球上で最初の生命の爆誕からしてくれてます。本筋は大体アリの社会の話でした。

読み終わってみて、自分の読解力が低く過ぎて間違ってるかもしれないですが、自分たちが考えて自分の意思で選択してきたことすらも、実は種のための選択になっている、てな感じで読み取ったんですが、その過程で選択を誤った個体は淘汰されていくということらしいです。

 要はマイノリティーは淘汰されていく、それが自然の摂理だって言うもんですから、まぁそりゃぁもうふつふつと反骨精神が湧き上がってきたので、最近のモチベーションになってます。そんなことがあってたまるか!って具合です。
まぁ話が進化についてなんで全然意味が違うよ!って気もするんですけど、集団から外れたやつは淘汰されるしかないってのは、やっぱなんか納得いかないんですよね。うん。

 なんてことをうだうだと考えたりしながら日々を過ごしてます。
そんなんだからハゲんねん!っていう言われそうですが、多分そうです。

 コラムが今回だけなのか、毎回書くのか全然分かってないですが、また機会があるなら悶々と考えてることなんかを書いていこうかなと思ってます。


よろしくどうぞ。


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