【無料記事】開業初期は技術の研磨より仕組み化を最優先する必要性
「技術だけで食っていく」と言えば、威勢と聞こえは良いですが、これは無責任な妄言、もしくはセミナー講師のポジショントークです。
経験上、施術の技術だけで治療院経営が成り立つと考えるのは、大変甘い見通しとしか言えません。
断言しますが、個人治療院を経営するには施術スキルだけでなく、治療院運営のための知識や仕組み作りが必須です。
特に事業計画を立てている段階〜開業初期は最優先事項と考えてください。
経営の仕組みづくりとは?
ここで言う「仕組み作り」とは、継続的に高品質な施術を提供できる環境を構築することを意味します。
寝てても勝手に集客をしてくれて、短時間の施術で高単価を狙うマーケティング手法でもなければ、インスタでフォロワーを増やすテクニックでもありません。
そんなことをしなくても「結果を出していればお客様は勝手に集まる」と豪語する人がいますが、それだけでうまくいくのは、相当運の良いケースに限られます。
私自身、施術業界で約20年活動する中で、「知識や技術があっても店を畳んでしまった人」を何人も見てきました。
一方で技術がそこそこなのにも関わらず、長年人気を保ち続ける治療院もあります
この違いは、まさに仕組み作りの巧拙にあります。
そもそも論:競争環境を理解する
治療院経営の現実は厳しいものです。
同じ商圏で、新人からベテランまでが同じ土俵に乗った競争相手となるわけですから、「技術さえあれば大丈夫」という考え方で乗り切れるものではありません。
繰り返しますが、開業初期に取り組むべきことは、適切な仕組み作りです。
「技術力で勝負すべき」「マーケティングなんて邪道」という声も聞こえますが、これの意見を鵜呑みにすると、経営が安定する前に廃業リスクが高まります。
実際、長年経営を続けている治療院の多くは、開業時にゴッドハンド並みの技術力を持っていたわけではありません。
むしろ、成功と失敗を繰り返しながら、自分に合った運営方法を確立し、同時に技術力を磨き上げてきた人たちです。
私自身も、知識も技術も未熟な状態で、経営の右も左もわからない状態でスタートした一人でした。
仕組み作りが生む効率化と安定
個人治療院運営では、「相性やニーズの違い」や「業務の許容量」を考慮することが重要です。
施術者としては全てのお客様に満足してもらいたいという気持ちは当然です。
しかし、現実問題として、相性の悪いお客様や限界を超えた人数に対応しようとすると、施術の質が全体的に低下してしまいます。
大手チェーンと違い、個人治療院では受付、会計、在庫管理、清掃、集客、ホームページ管理、さらには確定申告まで、一人で行う必要があります。
これらの業務を仕組み化せずに施術に集中するのは、非効率極まりません。
実際に仕組み化ができていない治療院は、以下のような問題を引き起こします:
施術中の電話対応で中断が頻発/予約ミス、ダブルブッキングの発生
院内の清潔感が欠如(例:洗濯物や出しっぱなしの備品類が見える)
ホームページ情報が古く、顧客に誤解を与える
施術時間や会計が不透明で信用を失う
こうした問題を回避するためにも、仕組み作りは必要不可欠です。
TTPで仕組み作りを最速で実現
「TTP(徹底的にパクる)」は仕組み作りの基本です。
成功している治療院の仕組みを参考にし、自分の運営スタイルに応用しましょう。
例えば、成功している例として考えられるのが、
自動予約システムの導入:特におすすめ。
掃除ロボットや全自動洗濯乾燥機の活用:雑務を減らし施術に集中。
回数券の運用:上手くいけば顧客定着率が向上。
施術スキルの向上には時間がかかりますが、仕組み作りはTTPによって短期間で実現可能です。
小さなことでも、開業初期にこれを構築することで、顧客に対するサービスの質を維持しつつ、経営を安定させる基盤が整います。
治療院経営において、仕組み作りは「施術を続けるための土台」です。
仕組みのない高い技術は、砂の上に建てられた城と同じです。
あなたが本当に技術を活かし、多くの人を救いたいと考えるなら、今日から「TTP」の実践を始めてみてください。
それが成功への最短ルートです。
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