◆第19回小中一貫教育全国サミットinびんご府中
府中市では平成16年度に小中一貫教育制度の試行を開始し、平成20年度から導入している。また平成29年度からは市内すべての小中学校義務教育学校と併設型小中学校に移行し、全国で教育課程の特例が適用できる町に整えた。この教育課程の特例を適用した新教科であることば探求科の創設は学習の基盤となる資質・能力のひとつである言語能力の育成を目的とし、令和3年度よりスタートさせた。加えて平成31年度(令和元年度)には7年かけて進めてきたコミュニティースクールの全校導入を完了させ、社会に開かれた教育課程の実現に向けて取り組みを推進している。その実践の成果を報告させていただくとともに、全国の先進的で創意工夫あふれる多様な実践を交流し、小中一貫教育のさらなる推進に資するために、本市において小中一貫教育全国サミットを開催した。
○まとめとキーワード
・学校と市町村教育による活発な取り組みは、発展への貢献となり得るか。
・小学校、中学校一貫教育に関わる「実践知」の蓄積
・小学校、中学校一貫教育のメンテナンス。
・9年間の一貫教育は小学校でもない中学校でもない双方の学校、文化を融合し、新たな義務教育文化を創造することから始まり挑戦し続ける。人づくりを目指して学校づくりをしていく。
・9年間の一貫教育は、つなぐをキーワードにカリキュラムを組んでいく。1つ目は、義務教育9年間をつなぐ学習した内容をつなぐ工夫。2つ目は、資質と能力を系統的に示し発展させることつまり小学校での学びを中学校の学習につなげることを大きな意義としている。
■新時代を開く小学校中学校一貫教育の視点
①まちづくりとしての小中一貫教育
②小中1貫教育に橋をかける。つまり学びをつなげること。
③義務教育としての小学校、中学校の一貫教育
■ 9年間のカリキュラムの横と縦
まずは横軸
・教科などを超えたすべての学習の基盤となる言語能力を育成することが探求化への着目。
・ことば探求かと、他の教科等への着目
・教科など、横断としてのカリキュラムとカリキュラムマネジメント
縦軸
・今日の学びは、明日の学びにどうつながるのか
・今日の学びは、昨日の学びとどうつながっているのか
・学びの連続性と系統性
・明日を見つめ、昨日を振り返る
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