◆教育研究会
皆さん、こんにちは…広島県府中市立国府小学校で行われた教育研究会および公開授業に行ってまいりました。府中市教育委員会をはじめとした数多くの参加者と有識者である講師の方による講演会を聞くことが出来ました。
参観する多くの教師の皆さんはどのような目的で見ているのでしょうか?分科会で意見を聞いて自分の指導をよくしたい…より良い指導につなげたい視点など習得すべき興味のある研究の検証など論議の対象になっていたように思います。公開授業をする人も参観する教師が否定的な部分よりも肯定的な部分を探してそれを伝えること。さらにそこから質の高い指導力を求め、教師が大切にしているポイントを聞き出していました。このように参加された教師同士を大切にし合う環境こそが次のチャレンジを作っていくような気がいたします。
◯公開授業の意義
公開授業の目的は、授業を改善するために教員同士の研究が目的であり、工夫に富んだ授業に接しその体験によるさまざまな発見を通して、今後の授業改善につながるヒントを得ることであると思います。公開授業に参加した教員間で授業における様々な方法とノウハウについて情報共有することができ教育指導力を高める効果が得れるといった意義があるのではと思います。
公開された授業の中で特別支援学級を見させていただきました。指導者となった語り手先生によって行われた授業の生徒補助員一名のもと進められていました。語り手である先生が授業を進める上で養われる部分、指導と成果について見えてきたもの…児童生徒5名は横一列に並ばれ黒板に向かっていました。授業のテーマは、手探りしたものを言い当てるといったものでした。その中で、言い当てる人に対してヒントを伝達する児童生徒の姿がそこにありました。そこで養われる要素はまさに、手探りからは想像能力、ヒントを与える人は情報伝達能力といった要素が養われます。そして物事を明らかにさせるための協力意識と明らかにつなげた達成感が得られる部分こそ習得されたものだと感じました。手探りから明らかに出来たことから自信がつく、自信がつくことで自分のことを信じれる部分が備えられていくのだと思います。また、協力意識から連携の大切さを学び、孤立や孤独意識を回避する部分も認識できる授業であったように思います。