わが子に合った学校選びを支援する会「わがっこ」を始めようと思ったワケ
「わが子に合った学校選びを支援する会。"わがっこ"」を始めようと思った理由を、少し長くなりますが書きたいと思います。
3年前、娘が高校に通えなくなった時、学校以外の選択肢があることを、知ってはいましたがそれを選ぶ基準も、知識も、勇気もなく、ただ狼狽えるばかりでした。
そしてその次に「学校なんて行かなくてもいい。俺がなんとかする」と悲壮な決意で日々を過ごしました。
でも実際は「なんとかする」といってもどうすればいいかわからず、手をこまねくだけの日々でした。
結果的に娘は休養を続け、改めて学校に通い始めました。
あの時の原因がどこににあったのかはわからないのですが、今思えばあの時、「世の中には学校以外の選択肢もあり、それを選ぶことは権利として認められていて、実際にそこで育った多くの人が立派な社会人として自立されている」ということを知っていれば、あれほど暗闇の中で彷徨うような不安と苦しみがなかったのではないかと思うようになりました。
今、不登校状態で苦しんでおられる方々、通えなくなりそうで不安に感じておられる方々への支援(支援という言葉もおこがましくてしっくりこないのですが)はもちろんのこと、「そもそも学校は選べるし、選んでもいいんだ」ということを広く、または個別に伝えていきたい。漠然と学校って選べないかなと思っている方々の決断をサポートしたい。そうすることで、親御さんにとって、何よりお子さんご本人の健やかな学びと育ちのお手伝いがしたいと思った次第です。
今、学校外の学び場を選ぶきっかけの多くが「学校に通えなくなり、学校の代わりに通うところを探して」だと思います。
もちろんそれは大切なことなのですが、私としては、何かあってもなくても「わが子に合った学び場を選ぶことが当たり前」の世の中にして行きたく、またそのことに楽しく、肩の力を抜いて取り組んでもらいたいと思って、「わが子」と「学校」を掛け合わせ、ほっこりする感じのする「わがっこ」という名前にしました。
私としてはサドベリースクールを作り増やしたいと思っていますが、それ以前に、自分に合った学校選びができる世の中、選ぶことが当たり前の世の中にしていきたいと思っています。
なので、学校の理念や方針にかかわらず様々なオルタナティブスクールや新しい取り組みをされている一条校を取り上げて行きたいと考えています。
そのほか、イベントや交流会、勉強会、個別相談、オルタナティブスクール普及活動などを行っていきたいと考えています。
とはいえこのような活動の経験もなく、手探り状態でのスタートです。どこまでお手伝いができるのか甚だ心許ない限りなのですが、一つずつ取り組んでいきたいと思います。
皆さまのお力添えいただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
追伸
「こんなコトやモノがあるといいな」というご意見やアイデアがあれば教えてください。
よろしくお願いいたします。