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ツナグムっぽい「働き方」10のこと

日々、自由で楽しい働き方と事業づくりを探求している、藤本です。

突然ですが、皆さんは今の働き方に満足されてますか?
企業や団体などに所属する社員として、また経営者も、ある種ルールの中で制約(窮屈さ)を感じている方も少なくないのかな・・と。

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コロナ時代にて、「リモート・テレワーク・ワーケーション・副業・兼業」など、言葉は日常的に聞くようになりましたが、いざ個人がそうしたいと思っても組織に制度がなかったり、制度があってもそれをやりづらい風土だったりと、個人が多様な働き方をしたいと模索しつつも、今いる組織では実践できない・・なんて相談もよく受けます。

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一方企業や経営者と関わる中で、社内の働き方をどうしていくか・・どう実現していくか・・と、なんとなく必要性は感じつつも、これまでのやり方や思考を変えることの難しさや、ルールとなると社内のバランスなどを考えると・・と、その一歩を踏み出すことの難しさのお話も聞きます。

そんな、個人や企業のモヤモヤや悩みを聞く中で、自分が所属しているツナグムは、社員のありたい働き方に組織が合わせていくような会社で、自分自身も自由で楽しい働き方をさせてもらってるなと感じます。

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これからの多様な働き方と社会を、企業や個人とつくっていきたい僕たちとして、僕たちの働き方自体が、個人から企業・企業から個人にと、展開・浸透していく上でヒントになるのではと思い、ツナグムでの多様な働き方10のこととして、個人的に良い点をまとめてみました。
(あくまでも藤本が感じてる視点や、特に藤本がそうという見解も含まれますので、あしからず)

株式会社ツナグムとは・・
人と人、人と場のつながりを紡ぐ会社です。人や組織、地域との対話を通じて在りたい姿を描き、その「あいだ」から両側をつなぐことで、新たな未来を創ります。
という理念のもと、京都を中心に企業・自治体・事業者と一緒に、様々な事業やプロジェクトを通じて、自分ごとでありたい社会実験を行ってます。

①テレワーク・リモート前提の環境

どこにいても、どこに住んでてもOK。会議や打ち合わせもほとんどがリモートです。今に始まったことでなく6年前に僕が合流した時からすでにそうでした。

現在のメンバー(社員)は半分ぐらいは京都にいたりいなかったりですが、結婚・出産・地元など、個人としてライフステージが変わる中で、場所が変われば辞めるという選択肢でありません。

組織としてメンバーと関わり続けるための働き方をどうつくるか、メンバーも会社とどう関わり続ける状態と価値をつくれるかの考え方で、むしろポジティブに働く要因も大きいです。
人材流出でなくストック型にしていく大事な一歩です。

②出勤義務なし勤務時間なしの自己管理

テレワークOKなので言うまでも出勤義務はありません。と同時に、勤務時間、勤務日などの概念もありません。なので勤怠や時間管理もなく、何もかも自由です。笑

そもそもライフワークミックスなので、何が仕事で何がプライベートという境目も曖昧なので、働く時間という指標と評価の概念が合わないんだと思います。

その分、役割に対してパフォーマンスを出す必要はあり、同時に自分で時間やスケジュールや計画など責任を持ちセルフコントロールする必要があります。そのため働く時間やスイッチの切り替え等、工夫しながらやってます。僕はよく銭湯に行って企画やアイディアを考えてます。これも仕事なのかw

③管理しない・されない自立型の組織

一言で言うとフリーランスの集合体のような組織で、管理もされず、定例の報告の義務もなく、自分で日々の行動管理や工程管理をマネージメントする形になります。

この管理管轄を手放せる状態になることで、管理される側もする側も、かける時間のコストが減り、お互い信頼が高まり、事業としても役割としても任せられる領域が広がると考えます。
僕の場合、クライアントから事業の相談を受けた時、大体のことはその場で「こういう形だったらやりたい・受けれそう」と設計と整理をし、個人の意思を会社の考え方として伝えます。

個人と会社の考え方や判断の感覚の粒感が揃っていて
、任せられる範囲や領域が広いです(と思ってます)。

④定例会議や固定を極力持たない

「出勤義務がない」と「管理管轄しない自立型」の考え方の先に、とりあえずの定例会議や社内会議などを極力減らすことは、管理者・クライアント・メンバー(社員)の双方にとって大事だと考えます。

固定があると仕事(業務)してる感は出ると思うのですが、その分みんなの自由な時間が減り・ルーティーンになると目的を持った場の意識が薄れるため、極力社内もクライアントも必要に応じた機会づくりを心がけています。

もちろんその分、chatworkやSlack・SNSを使って情報共有したり、オンラインを中心にリアルもミックスし、打ち合わせから相談や雑談まで、関係性のポイントを外さないよう・・に、と心がけています。
ちなみにツナグムは、月一2時間のリモートでしか全員が顔を合わせませんw

⑤複業(副業・兼業)大歓迎

社内の全員が複業(サブというよりも色々な生業を持っている)してます。
ライター・デザインなどクリエイタースキルのもともとやっていた複業や、別の会社や事業に合流してたり、新しく会社を立ち上げてたりと、様々です。

ツナグムの働き方自体がコミット型なので複業の集合体の感覚が近いのと、いろんな仕事をすることで、ツナグムの役割や仕事とも関連させられたりと、複業を別々でとらえず、個人(メンバー)を通じて結果的に活かし合う企業にとってもメリットある形につながっています。
今後、その価値を見える化したいところです。

⑥ジョブ型・プロジェクト型での雇用形態

個人に入ってくるジョブ型の仕事を組織に集約させたり、組織に入ってくる仕事を社内外でチームをつくりプロジェクトで行う、コミット型の仕事の仕方です。

一緒に仕事をする中でもっと機会をつくっていきたい人と、大きい案件(予算を出せる事業)やお互いの想いが重なった時、社内メンバーになるという流れです。

僕の場合はプロジェクト案件はとってきて、社内外でチームをつくり自分が主体で企画運営で関わるするケースが多く、案件の規模や内容に合わせた役割と報酬で調整します。

⑦社内社外問わず、好きな人たちと仕事する

僕たちは普段から公私の境目なくいろんな人と会い、外からも入り(何かを一緒にし)やすく、中からも出やすい(誰かとやりたいことを始めやすい)特徴があります。

何かを始める上で、社内・社外と切り分けする概念でもなく、一緒にやりたい人と小さく始めてみることを大事にしてるからです。その一歩がきっかけで仕事につながったり事業になったりと、関係性と仕事は常に一体的と考えてます。

一般的なビジネスの概念だと、目的・ビジョン・計画・投資効果などの始めるまでを重視すると思うのですが、僕たちは始めてから(経験や失敗)を重視してます。どんなに良い計画でも始めてみないとわからないですもんね・・ やりたいことをできないから辞める選択でなく、会社でいかに叶えられるかの形づくりを考えます。

⑧スキルや得意(不得意)を活かし・補い合うチーム

ツナグムメンバーは、比較的企画から運営まで行う「ディレクター/プランナー」タイプが多いですが、アイディアや発想が得意な人、PRが得意な人、運営やコミュニケーションが得意な人など、当然得意なこと不得意なこと、やりたいことあまりやりたくないことなど、メンバーによって様々です。

基本は事業のPDCAを任せられるが前提となりますが、得意・不得意を掛け合わせ補うチームを組んだり、一歩引いた目で定期的にアドバイスもらったりと、補完し合うような関係と環境です。

また、複業でライターしてる、事業開発してるなど多様なスキルを持ったメンバーが社内にいるので、身近に相談できたり、活かせる専門性があるのも大きいです。一緒に事業をすることでスキルや考え方を学び合ってる感覚

⑨個人がやりたいことを叶える!を応援する組織風土

一般的にトップダウン型の会社もある(多い)かと思いますが、僕たちはむしろ逆で、社員がやりたいことを叶えられるような、ボトムアップ型の会社でありたいと代表は常々言ってます。

ツナグムでは毎年30-50ぐらいのプロジェクトが動くのですが、自分が担当してる以外の案件にも関わってみたい意思や、ツナグムでやってない全然違った領域にもチャレンジしたいことは、やれるようにと応援するスタンス
そういう意味では、なんでもありですし、なんでもできます。笑

ある種、社員同士コーチング・ブラッシュアップし合いながら、個人のやりたいこと・ありたい形が、会社としての自分ごとになるような風土です。

⑩経営者(田村さん)が「仏」

最後に、田村さん(代表)が仏ですw
これまでの自由に個人を信頼・応援する考え方は、もちろんうまくいかないこともあった気がしますが、性善説のもと信じればなんとかなる仏のようなどっしりとした天性の心構え。(すごい!)

経営者というよりは、自分が(自分たちが)やりたいことがただ広がったという感覚が近いため、そもそもマネージメントしなければならない、ルールを作らなければならないという概念が合わないのかもしれません。

僕はメンターでありパートナーのような関係だと勝手に思ってます。
共同経営のタナカさん含め、他のメンバーや社内外問わずいろんな方が関わってますが、仏のまわりには良くしていこうという人たちが集まってます

さて、ここまで読んで頂いた方は、どんな印象・感想を持たれましたでしょうか?
制度(ルール)を作るというよりも、メンバー(社員)の働き方に合わせ、それが結果的にゆるい許容範囲やこうだったらいいなぐらいの感覚が、それぞれにあったモチベーションを引き出す働き方につながってるのが特徴でしょうか。。

とはいっても、もちろん場を固定されない業態形態や役割、そして社員7名という小規模かつフリーランス人材の集合体のような組織だからこそ、できているという前提もあると思います。

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ツナグムでの働き方が良いとかどうとかでなく、それぞれの企業に合わせたありたい働き方の理想は大事で、それを実現していくために僕たちのような実験と前提にある思考性が、企業での制度づくりや風土づくり、ロールモデルづくりなど、誰かの役にたつのであればお手伝いできたらと思います。

最後に、
企業で勤めるかたも、経営している方も、働き方に興味がある方も、そんな自由そうな働き方はどんな状態なのか?組織としてなぜ機能しているのか?どう実現できるのか?を、それぞれの企業や実態を踏まえながら、お話しする機会が持てたら嬉しいです。

今なら、気軽に無料で話す「カベうち」サービスしてます。笑