大阪、神戸、堺3開場の開札を考察する
大阪地裁本庁
神戸地裁本庁
大阪地裁堺支部
この3開場で7月中旬から開札が順次行われました。
入札された方はいらっしゃいましたか?
本当に地域性がよくわかる開札結果ですよね。
そして、いいなぁって思える物件と買ってその後どうするんやろう?って考える物件。それぞれそれに対する入札結果となってでてきていましたね。
特に大阪地裁本庁では6物件の入札シミュレーションをして、そのうちの半分の3件は不売になって売れ残っていました。
所有者が居住している。雨漏りがある。傾きがある。外壁にクラックがある。などなど、入札する側の手間暇を考えたときに落札した後の出口戦略が読みにくい物件は自ずとそうなってしまうのか?
その点、神戸地裁はまんべんなく札が入ったように感じたり、
はたまた堺支部でも同様に入札する物件の力の入れ具合がでてきたりしていました。
ここでご紹介しているシミュレーションはあくまで基準となる数値を用いて皆様の入札する際の指標となればと思ってシミュレーションの金額を算出しています。
問題は、中身です。3点セットで読み取れる中身の事です。
そこでご自身がどのようなメリットを見いだせるのか?
それがなければ何も進みませんもんね。
じわじわと新型コロナの影響を受けた競売の申し立てが予想されてきます。
投資家さんの中でも今が買い時と思い動く方や、まだしばらく先だろうと待っておられる方色々いらっしゃると思います。
個人的には水面下の情報として、売り切りたい方が売却を進めるのは今の時点でもあるかと思いますが、まだ売り側の方が強い価格設定です。
じわじわと資金繰りの問題がでてくれば金額も下がっていくことでしょう。
個人的には今しばらくは市場で購入されようとしても思いのほか良物件は少ないかもしれませんね。
今月の8月は6開札あります。
しかも、大阪、神戸、京都、奈良と各地域で開札が行われる予定です。
またその中での動きにも注視していきたいと思います。
※筆者の紹介
前職の会社で約2年半で競売物件60件程度の落札、占有者交渉、リフォームプランニング、売却を手掛ける。
勤め先の会社では強制執行をしなくても良いように占有者との交渉で対話を重ねる。結果、自身担当での強制執行は0件。現地調査、裁判所記録閲覧、3点資料の読み込みにより写真から占有者の性格等を読み込み、入札する、しないなどを選別する。反社会的勢力の所有が疑わしい物件を写真から判断。そして現地管理人へのヒアリングで確認すると的中するように至る。
やり方がわかれば簡単です。何か難しそうであったり、落札後のリスクが読めないため入札を躊躇される方も多くいらっしゃると思います。ですが、しっかりと注意点を抑えていけば何も難しくもなく参加できるので、安く買いたいとお考えの方は一度競売を考えてみてはいかがでしょう?
現在下記のホームページでも競売投資のお話も書いています。
併せて読んで頂けたら幸いです。